コラム
» 2008年08月12日 08時00分 公開

世界の道路から――イマイ的世界の旅、インドネシア・バリ編 その1+D Style モテるクルマの選び方(2/2 ページ)

[今井優杏,ITmedia]
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photo コレがラッシュアワーだ!車線もナニもあったもんじゃありません

 さて、バイクに関して話を進めれば、よく見かける風景の一つに「多人数乗り」「ノーヘルメット」が挙げられると思います。バイクに家族4人(パパママ子供2人)が普通にぎっしり乗り込んで、お祭り用の正装に身を包み、山のほうに向かってパルルル……と走ってゆく風景はもはやバリの風物詩。

 そこにはある情緒さえも漂う、日本の原風景のようなアジアの夕暮れがあります。

 けれどそれを見て「バリの道路交通法って、どうなってんの?!」なんて疑問が沸くのは、日本の厳しい道路交通法に慣れた私たちにとってごく当たり前のことでしょう。私も常々不思議に思っていました。


photo デンパサールの市場から見た路地

 今回聞いたところによると、これらは基本的に「NG」、つまり交通違反なんだそうです。ヘルメットは着用しなければならないし、許されるのは2人乗りまで。じゃ、なんでみんな捕まらないの?! なんて疑問には、バリニーズからこんな答えが返ってきました。

 「ポリシ(警察)は人を見て捕まえてるんだよ!」

 「??」

 「つまり、罰金を払ってくれそうな人しか捕まえないってこと」

 「!!」

 ……皆さん、これはあくまでも私が聞いたリアルな現地の声です。お金の問題じゃなく、ヘルメットは自分の命を守るために必ず着用してください。そして、多人数乗りは絶対にやめましょう。


photo ベモと呼ばれる公共バスです。ここでも日本車が大活躍

 法規に従って走れば捕まることはありませんから、ツーリストは大人しく運転したほうがマルです。しかし、そんなことを言うまでもなく、実際にバリの交通を目の当たりにした方は、「あの道をそんなにアグレッシブに走れるかい!!」と思うに違いありません。

 狭く、舗装もされず、日本メーカーのクルマでありながら日本では見たことのないアジアパシフィックモデルが所狭しと走り回り、激しくクラクションを鳴らしながらバイクの脇ぎりぎりを抜けていきます。負けじとバイクもわれ先にとクルマの前へ鼻先を突っ込みます。


photo 精巧に彫刻されたレリーフの下はバイク屋さん

 さらに、こんな車間距離も無視したバトルに加わる、観光用の馬車やだらだら歩く観光客。まさに混然一体、道はぐちゃぐちゃ、しかも驚くことに目抜き通りに信号はほとんどない! 近年あまりの交通渋滞に、さすがのバリの人々も閉口したのかバイパスが整備されてきましたが、それでも毎晩のようにクタ・レギャンあたりでは渋滞が起こります。

 さて、これだけたくさんのクルマやバイクが通るとなれば、当然騒音や排出ガスのにおいがとても気になります。しかもこの音やにおい、東京とちょっと違う。東京よりも臭くてうるさい気がするんですけど……。

 次回はバリの目抜き通りから、少しだけ環境を考えてみたいと思います。

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筆者プロフィール

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今井優杏(イマイ ユウキ)

2006年にレースクイーンを引退し、レースを通じて知ったクルマの素晴らしさを伝えたい! とモータージャーナリストに転身。また、MCとしても、モータースポーツ関連イベントを中心に幅広く活動中。
愛車はFIAT・バルケッタ(赤)。ラテンのクルマを愛する情熱系。
クルマは所有も運転もJOIA(喜び)。もっと楽しみましょう!!


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