時計を選ぶとき比較的に失敗しないのはオンタイムの時計。例えばスーツに合わせる時計として、相手に信頼性や誠実さをアピールしたいなら丸型+白文字盤+黒革ベルトが無難だし、ジャケット&パンツでもOKな職種なら、ちょいデカなスポーティーウォッチでも構わない。むずかしいのは、その逆。オフタイム時計は本人の力量というか、その人のセンスがもろに要求される。30代になったら大人っぽさも意識しつつ、デザイン、カラー、仕上げなどを視野に入れた時計選びをお薦めしたい。 |
イタリア人がつくりだす車、料理、ファッション――それらはすべてがエモーショナルであり、情熱的。見た瞬間、食べた瞬間、もうメロメロになってしまうような、感覚的な迫り方をするのがイタリア流。例えば、フェラーリはたとえ停まっていたとしても、そのカタチは時速200キロをイメージさせてくれるように、ラテン系の中でもとくにイタリア人は、人の感性に迫るツボを心得ているとしか言えない。 |
伝統的なスイス機械式時計メーカーでは、まず考えつかないようなデザインやディテールを何気に取り入れてくるあたりが、デザインに敏感な人々の人気を集めているモモデザインの時計。上の写真のスクエアケースは、そのガラス縁がケースエンドに沿ってスパッと鋭角的に切り取られ、そのまま外部にさらされている状態だ。一般的な時計ならば、ベゼルやケースでガラスを保護するわけだが、この立ち落としたガラスのエッジ部分をサイドから見れば、そこには「momo DESIGN」のロゴが鮮やかに浮かびあがっている。 コレを見た瞬間、ヤラれてしまう人が後をたたない。 |
“時計かくあるべき”という固定観念にとらわれない、自由で快楽的なデザインは、まさにイタリアで、その魅力は、ほかでは真似できない。 |
両サイドがむき出し状態の風防ガラスが最高にカッコイイ、「デュアルテック」と「デュアルタイム」。 モノトーンのカラーリングとブルーに発光する時刻表示がクールな「デュアルテック」。クロノグラフ操作用のボタンに対応するSTART/STOPと、もう一方はMODE/LIGHT・SETの各表記がサイドビューで確認できる。一方、ミラノ/東京といった2つのエリアの時刻がひと目で確認できるよう、左右に2つの時計をセットしたのが「デュアルタイム」。こちらのサイドビューにはブランドロゴの「momo DESIGN」が浮かび上がっている。週末のカジュアルスタイルに、どんな時計をすればいいのか迷っている人にはオススメ。ファッションにも気を使っている大人の余裕が感じられる時計だ。 |
“大人買い”で、全8色のカラーバリエーションを日替わりで楽しみたくなる「ジェット」。イエロー、オレンジ、グレー、ネイビー、ブラック、ブルー、ホワイト、レッドの豊富なカラバリは、カップルやファミリーで使いあってもOK。その日のシャツの色や、愛車やバイクのカラーとさりげなくコーディネイトできたら最高にお洒落だ。 |
始まりはイタリア人レーサーのジャンピエロ・モレッティが手がけたレース用のステアリング。これが評判を呼び、フェラーリをはじめアルファロメオ、ランボルギーニ、ポルシェといった高級車の純正ステアリングとして採用。その後、モモ(モレッティ・モンツァ)のデザイン部門として1981年に誕生したのがモモデザインだ。カーグッズ関連はもちろんのこと、時計、ゴルフバック、自転車、さらにはプレステなどのデザインも手がけ、イタリアンデザイン=カッコイイを世界中に知らしめたその功績は大きい。 モモデザイン問い合わせ先:日本シイベルへグナー |
銀幕を飾る世界的な女優たちから絶大な信頼を獲得し、“スターの靴職人”とまで呼ばれたサルヴァトーレ・フェラガモが創業したブランド「サルヴァトーレ・フェラガモ」。現在は、靴のみならずトータルファッションブランドとして世界中で多くのファンを獲得している。 女性の足をやさしく包む、驚くほど軽いビスポークシューズ、そして夢のような履き心地で知られるブランドだが、時計デザインにもフェラガモのアイコン的なモチーフやコンセプトを取り入れてエレガントな仕上がりをみせている。また2008年からは本格的に機械式時計の生産にも着手し、デザインと同時に高精度メカニズムも手に入れている。 予約したレストランに行く時や、週末の小旅行に出かける時など、彼女と一緒に、このイタリアン・ラグジュアリーに満ちたデザインの時計をぜひ体感してもらいたい。 |
問い合わせ先:フェラガモ・ジャパン |
取材・文/泰仁
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