がんばった自分へのご褒美ウォッチ!特集 秋の腕時計企画(3/3 ページ)

» 2008年11月05日 09時30分 公開
[ITmedia]
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サプライズ性のある時計

 恋愛にも、政治にも、パーティーにも欠かせないのが「サプライズ」。となれば当然、時計にもサプライズな要素は求められて良いハズ。第一印象で、その人のイメージは8割決まる、と言われるだけに、袖からチラッと見えた時計で、「おおっー! すっげえ」の声を期待して何が悪い! と、この際だから言ってしまいましょう。

 そこで、“和テイスト”、“ビジュアルインパクト”、“エコ”をキーワードにサプライズ効果のある時計をご紹介する。

限定モデル「CHIJIMI」

 伊勢丹新宿店メンズ館の「シェルマン」時計コーナーで、毎年恒例となっているノモス特別注文モデル。

 これまでも、伊勢丹120周年を記念して、日本・金沢の伝統工芸である「加賀蒔絵」を文字盤に使用した“URUSHI”(2006年)、同じく「加賀蒔絵」の手法で、プラチナ片を使用した“URUSHI PLATINUM”(2007年)がリリースされてきた。そして2008年の今年は、なんとカメラのフードや車のエンジンヘッドなどに使用される“チリメン”塗装をダイヤルに施した特別モデル「CHIJIMI」が登場。歴史と職人技にはぐくまれた日本の伝統工芸技術が文字盤に取り入れられた、まさに和テイストのサプライズウォッチといえる。

(左)CHIJIMI_01 (中)CHIJIMI_02 (右)CHIJIMI_03
伊勢丹別注、ノモス特別チリメン塗装文字盤「CHIJIMI」

伊勢丹別注ノモス問い合わせ先:伊勢丹新宿店メンズ館1階=メンズアクセサリー
TEL:03-3225-2806

ビジュアルインパクト効果抜群の「クロノファイター R.A.C. トリガー」
(左)クロノファイター R.A.C. トリガー_01 (右)クロノファイター R.A.C. トリガー_02 クロノファイター R.A.C. トリガー

 グラハムが2000年にリリースした「クロノファイター」は、その巨大なクロノグラフ操作用のコントロールレバーが、ケース左側に装着されている姿に度肝を抜かれた。しかし見た目のインパクトをただ追求しただけではなく、本来は空軍パイロットがグローブをしたまま右手で操作しやすいよう工夫された結果でもあった。

 骨太な面構え、ミリタリー的なメカ搭載、そしてトレンドも意識しつつリコメンドするのが「クロノファイター R.A.C. トリガー」。女子には「???」と思われがちですが、クロノグラフに加え、メカ的な要素たっぷりのプッシュボタンとコントロールレバーなど、男子にはたまらないディテールが満載。2008年に登場した3代目は、トリガーというモデル名からも推測できるが、拳銃の引き金からヒントを得たレバーデザインを採用している。写真のバージョンは鮮やかな黄色のリセット・プッシュボタンが、周囲の視線を釘付けにすること間違いなし。スタイルとディテールがサプライズなクロノグラフだ。

グラハム問い合わせ先:日本シイベルへグナー
TEL:03-5441-4515

自動巻きとクォーツのいいとこどりエコウォッチ
(左)PRC200 オートクォーツ_01 (右)PRC200 オートクォーツ_02 PRC200 オートクォーツ

 時代のキーワードである「エコ」。時計業界にもその流れは確実にきている。ロングライフバッテリーのウォッチ、ソーラーウォッチなども着実に増えている。

 今回紹介する時計は、“オートクォーツムーブメント”を搭載するティソのウォッチ。自動巻とクォーツのそれぞれの長所を併せ持つムーブメントだ。自動巻時計と同じように時計内部にはローターがあり、腕の動きで回転したローターが超小型発電機を作動させて蓄電。その蓄えられたエネルギーでクォーツムーブメントを動かすという仕組み。ケースバックをみる限り自動巻ローターがあり自動巻時計と大差はない。

 精度についてはクォーツと同じなのでもちろん高精度。電池も使用しない。また蓄電池の寿命は10年のロングライフ。この結果、長期間メンテナンスする必要がなくなり、電池の廃棄も必要がなくなった。

 メカ好き心をくすぐりつつ、クォーツの精度を持った、思わずサプライズのエコな時計だ。

ティソ問い合わせ先: スウォッチ グループ ジャパン ティソ事業部
TEL:03-6254-7360

ラウンドでもスクエアでもないシェイプ

 ダイヤル上には、ベダ&カンパニーのロゴマークがクロノグラフの12時間計と30分計の2つを取り巻くように大胆にあしらわれている「No.8 クロノオートマティック」(Ref.867)。さらに2つのサークル内部にはギョーシェ加工が施されており、デザイン的にもかなり凝った仕上がりだ。またケース形状は、ラウンドクッションと呼ばれる、“丸”と“四角”を組み合わせて外周のカドを落としたデザイン。

 スクエアでもラウンドでもないこのクッションケースというスタイルは、1930年代に生まれた初期の防水時計やアーミーウォッチのケースに原型を見ることができる。往年のクッションケースは、まさにソファに置かれるクッションに近いスタイルをしているが、新作モデルの場合、風防ガラスの縁からケースエンドまで凹状にシェイプし、その形状もケースとあわせてダイナミックだ。クラシカル一辺倒ではなく、隠し味にモダンなエッセンスを注いだことで、モダン・クラシカルとも呼べそうな個性的なスタイルを手に入れている。

No.8 クロノオートマティック_01 No.8 クロノオートマティック

 ロゴとシリーズ名でもある“8”という数字は、アジアでは幸運・成功・金運におけるラッキナンバーとして、日本でも「八」は末広がりの縁起のいい番号として知られている。ユニークなデザインに縁起モノという、役がのったサプライズ時計。

No.3_01 No.3

ベダ&カンパニー問合せ先:ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン
TEL.03-5766-2030

取材・文/泰仁



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