コラム
» 2009年02月26日 15時00分 公開

私を“万座”へ連れてって:唯一無二の選択肢――「BMW X3」を選ぶ理由 (1/2)

“コダワリの大人”に、今、オススメしたいクルマが「プレミアムコンパクトSUV」。アーバンクルージングはあくまでもスマートに乗り心地よく、だが一歩大自然に飛び込んだらその真価を発揮する――。「BMW X3」の魅力を試乗リポートでチェック!

[ITmedia]

photo プレミアムコンパクトSUV「BMW X3」

 日本は、火山国ならではの起伏に富んだ地形と、四季による自然の移り変わりを楽しめるすばらしい国だ。東京を基点で考えると、この大都市から縦横無尽に張り巡らされた高速道路と山岳道路を使って、2〜3時間もあれば1000〜2000メートル級の山々にアクセスできる。特に今の季節は、ウインタースポーツ真っ盛り。スキーやスノボが好きな人たちは、日本に生まれて良かったとつくづく実感していることだろう。

 その恩恵を最大限に享受しようと思うと、クルマ選びも視点が変わってくる。もっとも、山岳地域で暮らしているのならともかく、都会暮らしがメインで月に2〜3度週末を利用して遠出するといったごく普通の都会生活者に、バリバリの4WDはオススメできない。アーバンクルージングはあくまでもスマートに乗り心地よく、だが一歩大自然に飛び込んだらその真価を発揮する――。そんな要望に応えたのが、近年盛り上がっているカテゴリ「プレミアムコンパクトSUV」だろう。“こだわりの大人”である+D Style読者にも、ぜひオススメしたいのがこのプレミアムコンパクトSUVだ。


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 もともと北米市場を中心に人気だったプレミアムSUVだが、狭い路地も多い日本の都市生活圏では、その大柄なボディは取り回しに苦労する場面も少なくない。そんな事情は欧州でも同じだったのか、プレミアムSUVより一回り小さいボディのプレミアムコンパクトSUVが欧州のプレミアムカーブランドから近年続々と登場。日本市場にも次々と投入され、高級路線の国産SUV車とともにユーザー選択肢も広がってきた。

 そんなプレミアムコンパクトSUVを選ぶ上で、重視すべきポイントは「プレミアム性」「コンパクト性」「走破性」「経済性」「安全性」だろう。これらの要素が、今、なぜ必要なのか。今回オススメのプレミアムコンパクトSUV「BMW X3」の試乗リポートを通じて、この重視すべきポイントをチェックしていきたい。

私を“万座”へ連れてって

 +D Style読者世代(30代後半〜40代)には、1980年代後半〜90年代前半のバブル&スキーブームを経験している人が多いことだろう。当時のスキーブームの火付け役となった映画が「私をスキーに連れてって」。劇中で万座周辺の雪道を縦横無尽に走り回る出演者たちの車を見て、4WDに憧れを抱いた人は多い。かくいう筆者(41歳)もその1人で、「スキー/万座/4WD」が、冬のDNAに刷り込まれているクチだ。

 今回のプレミアムコンパクトSUV試乗でも、すぐに思いついたのが「私を“万座”へ連れてって」――そう万座での週末1泊2日スキーだ。万座へのアクセスで鬼門は、夏タイヤにチェーンなど論外でスタッドレス装着車でも躊躇する“冬の万座ハイウェー”。そう、この2月の厳冬期での万座ハイウェー走破こそ、SUVの真価が発揮されるというもの。今回、試乗車として用意されたのはX3上位モデル「X3 xDrive30i」のスタッドレス装着車。万座攻略には、うってつけのクルマだ。

photophoto X3上位モデル「X3 xDrive30i」。万座攻略には欠かせないスタッドレス装着車

「プレミアム性」

 かつてのスキーブーム時の4WD車は質実剛健な内外装で、「クルマは移動手段」という割り切りが必要だった。20代の若い頃はそれでもよかったが、年齢を経て家族を持つようになると「移動時間も快適に過ごしたい」という欲求が出てくる。

 BMWではX3をはじめとするXシリーズをSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)と呼ばずあえて“SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)”と名乗っている。そこには単なる「多目的性(ユーティリティ)」では終わらせないBMWならではの付加価値創造の思いが込められているのだろう。

 その付加価値のひとつが「プレミアム性」だ。X3もエクステリア・インテリアともにBMWの名に恥じない極上のプレミアム感を提供している。

photophoto スポーティながらもプレミアムな雰囲気が漂うインテリア(左) 後部座席も余裕あるフットスペースと質感の高いシートでゆったりとした空間を作り出している(右)
photophoto 広々としたラゲッジルーム(左)感心したのが、インパネまわりの見やすさ&使いやすさ。3本スポークのステアリングにはマルチファンクションボタンが整然と並んでいる(右)

「コンパクト性」

 昨秋、兄貴分のX5を試乗した時にも感じたことだが、今回のX3でもその取り回しやすさに驚かされた。X3のボディサイズは全長4585×全幅1855×全高1675ミリ。特に1.9メートル近くある全幅は、その圧倒的な存在感を演出する一方で、数値だけみると乗り手に取り回しの不安さを与えてしまうかもしれない。

 でもご安心あれ。高いアイポイントが奏功しているのか、ボディバランスの優秀さからくるものか、近所の狭い路地を運転している時も普段乗っているステーションワゴンとほとんど変わらない感覚でクルマを操ることができた。一見したボディサイズのイメージと実際の取り扱いやすさのいい意味でのギャップがXシリーズの特徴なのかもしれない。

photophotophoto X3のボディサイズは全長4585×全幅1855×全高1675ミリ
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