山口伸
経済・テクノロジー・不動産分野のライター。企業分析や都市開発の記事を執筆する。取得した資格は簿記、ファイナンシャルプランナー。趣味は経済関係の本や決算書を読むこと。 X:@shin_yamaguchi_
定価より高い金額で取引されている車がある。スズキが2025年4月に発売した「ジムニー ノマド」だ。
発売時のメーカー希望小売価格はAT車で275万円、MT車で約265万円だが、その人気から中古市場で価格が高騰。走行距離100キロ未満のほぼ未使用品が500万円以上で販売される事態も発生し、現在でも300万円以上で取引されている。
転売のような事態が相次いでいるのは生産台数が少ないことが主要因だが、丸みのない角ばったデザインも人気の秘訣とみられる。ジムニーノマド人気の実態を探っていく。
ジムニーはスズキが1970年から販売している軽のオフロード4WDシリーズだ。後に自動車生産から撤退するホープ自動車から「ホープスター・ON型4WD」を譲り受け、量産車として発売した。
比較的安価なオフロード車として人気を集め、レジャー用途や林業など実用的なシーンで使われるようになる。車のフルモデルチェンジは5〜10年おきが一般的だが、ジムニーでは10〜20年のスパンで交代しており、各モデルがロングセラーとなっている。
ジムニーといえば角ばったデザインが特徴だが、1998年に発売した3代目ではやや丸みを帯びたデザインに変更した。
当時はSUVの人気が高まり始めていた時代。4WD車にも燃費や都市での走行安定性が求められていたため、都市化に合わせて丸いデザインにしたという。
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