写真で見比べる、「OM-D E-M10」と「OM-D E-M5」
オリンパスが2月末より販売開始するマイクロフォーサーズ機「OLYMPUS OM-D E-M10」(以下 E-M10)は「OM-D E-M1」「OM-D E-M5」に続く、OM-Dシリーズの末弟に当たるモデル。シリーズ製品というだけあってその外観はE-M5と非常に似通っており、ローエンドを担うモデルとは思えないほどだ。
前述したように外観上でE-M5との違いは非常に少なく、一部が重なるように配置された2つの電子ダイヤルや背面ディスプレイのチルト機構も同等。ボタン類の数や配置も踏襲するが、E-M10では防じん防滴構想が省かれたためかボタンの押し心地はE-M5に比べ、ややクリック感のあるものとなっている。
シャッターボタンはE-M5に比べ大型化しており、3つの天面ダイヤル(撮影モード、電子ダイヤル×2)はボディからのクリアランスがE-M5より確保されており、持ち比べてみるとわずかな差ではあるが(持ち比べないと感じないレベルとも言えるが)、E-M10のほうが操作しやすいと感じた。
ペンタ部の形状にも大きな変化はないが、E-M10ではこの部分にコマンダー機能付きのストロボを内蔵しており、そのかわりに「アクセサリーポート2」(AP2)の搭載は見送られている。なお、ストロボのポップアップは手動で行う。
撮像素子はE-M5と同様の有効1605万画素 4/3型 ハイスピードLive MOSセンサーを搭載し、ここにE-M1と同様の画像処理エンジン「TruePic VII」を組み合わせる。ボディ内には縦/横/回転軸の3軸手ブレ補正を搭載しており、補正効果は3.5段分となる。補正軸は3軸とE-M1/M5の5軸よりも簡略化されたが、動画撮影時には電子式を併用する「M-IS」モードが利用でき、歩きながらなど振れ幅の大きなブレに対しても補正効果を発揮する。
EVFはE-M5と同じく144万画素と高精細で、E-M1が備える外環境の明るさによってEVFのバックライト輝度を調整し、目の明暗順応による視覚誤差を低減する「キャッツアイコントロール」も搭載している。
メモリカードスロットはE-M5の側面から、バッテリースロットと並ぶ形での底面配置に変更されている。なお、バッテリーはPENシリーズに多く採用されている「BLS-5」で、E-M5との互換性はない(E-M5とE-M1は「BLN-1」を採用している)。「OM-D」シリーズ間で本製品だけバッテリーが使い回せないのはちょっと残念に思える。
本製品のキットレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」は沈胴式構造を備えており、未使用時には22.5ミリまで厚みを押さえることができる。既存「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 II R」は使用時に鏡胴を手動で延ばす必要があるが、本製品は沈胴位置からの起動はカメラ本体の電源と連動するため、より利便性が高い。
画質や使用感など、詳細は追って製品レビューを掲載する。
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