万能感の高い 1/1.7型 搭載機の最高峰――オリンパス「STYLUS 1」(1/5 ページ)
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
正直にいうと、最初このカメラを見たとき、OM-D(E-M5のほうね)に似せたコンデジが出たんだなあ、としか思いませんでした。すみません、ちょっとあなどってました。いざ使ってみると、想像以上に楽しく撮れるよいカメラでした。
というわけで、オリンパスの「STYLUS 1」である。新しい名前なので、製品名だけではどんな位置づけのカメラか分かりにくいが、見た目は「ミニOM-D」、系統は高級コンパクト「STYLUS XZ-2」(製品レビューはこちら)の上位モデルとなる。
XZ-2を一口でいえば、多少大きくて高価だけれども、1/1.7型センサーに高性能で明るいレンズを搭載し、ボタンやダイヤルを駆使した操作系と拡張性を持つカメラ。STYLUS 1はそれを拡張し、高倍率でF2.8通しというすごいレンズを搭載し、EVFを内蔵し、おそらくは中味も一新し、さらにいろんなところをブラッシュアップしている。
ハイエンドコンデジの最上位モデルである。
28-300ミリ/全域F2.8というありがたいレンズ
外観は確かにミニOM-Dで、パンケーキレンズをつけたOM-Dをちょっとコンパクトにした感じ。ぴょこんと飛び出たトンガリ頭にはEVFとアクセサリシュー。EVFはE-M5並で、大きくて明るくて見やすい。少なくともコンデジのEVFとしては最高レベルといっていいだろう。EVFが光軸上にあるので、構えたときの感覚もすごく自然で撮りやすい。
その下にある液晶モニタは3インチのチルト式でタッチパネル付。といっても普段の操作はボタン+ダイヤルで行い、タッチパネルは再生時やタッチAF時に主に活躍するという感じだ。
細かい工夫だが、モニタがチルトしているときにはEVFへの自動切り替えが働かないのもよい。カメラによってはモニタをチルトさせてお腹のあたりで構えると、身体がアイセンサーをふさぐ形になってEVFに切り替わっちゃうカメラもあるからね。
サイズはコンデジとしては大きめで撮影時重量も約400グラムある。だが、スペックを考えるとおそろしくコンパクトだ。なにしろ、普段は完全に沈胴しているのでそうとは見えない10.1倍ズームのレンズは、28-300ミリ相当の高倍率で明るさは全域でF2.8なのだ。テレ端で明るいのは何かと使いやすく、EVFをのぞいてしっかり構えれば、テレ端でもかなり気軽に使える。
高倍率で全域F2.8のカメラというと、ソニー「DSC-RX10」やパナソニック「DMC-FZ200」のように、レンズ部が大きな「ネオ一眼」っぽいスタイルばかりだったが、STYLUS 1はレンズがぐっと沈胴するので携帯性が抜群に高い。そこが画期的である。
撮影最短距離はワイド端で10センチ、テレ端で80センチから。300ミリ相当でレンズ前80センチというのは悪くない値。さらにスーパーマクロモードにすると焦点距離は42ミリ相当固定となるがレンズ前5センチまで寄れる。十分に実用レベルだ。
レンズカバーは内蔵しないが、自動開閉式のレンズキャップが付属する。XZ-1/XZ-2では別売りだったが、STYLUS 1で同梱品となった。開閉する都合上、完全にホコリなどを防げるわけじゃないが、レンズキャップの着脱の手間はなくなるしレンズの保護にはなるし、レンズが出てくる様子がギミックとして面白い。
撮像素子は1/1.7インチで有効1219万画素の裏面照射型CMOSセンサーとハイエンド機の標準的なもの。RX10の1インチ(有効2020万画素)に比べるとセンサーサイズは小さいが、同等クラスではかなりしっかりした写りで解像感も高く、普及型コンデジとは一線を画するレベルだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
4
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
5
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
6
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
7
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR