往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、4万円を切る価格で普及を狙う日本エイサーのAndroid 3.0タブレット「ICONIA TAB A500」を取り上げる。
3万9800円という安価な価格設定が話題となった、日本エイサーのAndroid3.0タブレット。
Android3.0タブレットとしては標準的な仕様で、デュアルコアチップ「NVIDIA Tegra 2」を搭載するほか、HDMI出力端子やスピーカー、カメラなどを備える。10.1型、1280×800ドットといった画面周りの仕様はMOTOROLA XOOMに酷似しているが、本体サイズはXOOMよりひとまわり大きい。
一方でmicroSDスロットが出荷当初から利用できるなど、出荷時はmicroSDスロットが利用できなかったXOOMに比べると完成度では勝る部分もある。このほかUSB端子を搭載し、キーボードやマウス、USBメモリなどの利用も可能。
エイサーが運営する電子書籍ストア「LumiRead」を利用できるが、日本語の電子書籍は用意されていない。Wi-Fiモデルのみが用意され、3G対応モデルはラインアップされていない。2011年8月にAndroid3.1へとアップデートされ、USBマウスへの対応、HDMI(1080p)外部出力などの機能追加が行われた。
| メーカー | 日本エイサー |
|---|---|
| 国内発売時期 | 2011年7月 |
| 発売時価格 | 3万9800円 |
| 専用/汎用 | 汎用 |
| OS | Android |
| OSバージョン | Android 3.1 |
| サイズ(※最厚部) | 13.3(厚さ)×260(幅)×177(奥行き)ミリ |
| 重量 | 約765グラム |
| 解像度 | 1280×800ドット |
| ディスプレイ | 液晶 |
| カラー/白黒 | カラー |
| 画面サイズ | 10.1型 |
| 通信方式 | IEEE802.11b/g/n |
| Bluetooth | Ver2.1+EDR |
| 内蔵ストレージ | 16Gバイト |
| メモリカードスロット | microSD |
| バッテリ持続時間(メーカー公称値) | 約8時間(HDビデオ再生時)/約400時間(スタンバイモード時) |
| タッチ操作 | 対応 |
| 対応フォーマット | アプリに依存 |
| コネクタ | USB(microB) |
| 電子書籍ストア | LumiReadなど |
| そのほか | - |


10.1型ワイド画面を採用。縦横どちらの向きでも利用可能(写真=左)/約765グラムとAndroidタブレットの中でもヘビーな部類に入るため片手はもちろん両手でも長時間持つのは厳しい(写真=中央)/長辺はiPadとほぼ同じサイズだが、ワイド比率なのでややスリム(写真=右)

正面。ホームなどのキーはソフトウェアキーで提供され、本体正面に物理スイッチは備えない(写真=左)/左側面。電源ボタン、イヤフォンジャック、HDMI端子を備える(写真=中央)/右側面。リセットボタン、USB端子、microUSB端子、電源コネクタを備える(写真=右)

上面。音量調整ボタン、画面回転のオンオフスイッチ、microSDスロットを備える(写真=左)/底面。クレードル接続用の独自端子を備える(写真=中央)/背面。右上に500万画素のカメラを備える。フラッシュも利用できる(写真=右)
ホーム画面。OSはAndroid 3.0を採用。2011年8月にAndroid 3.1へとアップデートされた(写真=左)/エイサーが運営する電子書籍ストア「LumiRead」がプリインストールされている。ただし日本語の電子書籍は用意されていない(写真=右)| 最終更新日:2011年8月25日 |
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