AOL、職場IMユーザー向けの新サービス発表

米America Onlineは、職場での利用を想定した新たな有料オンライン会議サービス「AIM Business Services」の立ち上げを発表。電話会議とWeb会議の二つのサービスからなる。

» 2004年06月11日 08時39分 公開
[ITmedia]

 米America Online(AOL)は6月10日、職場で同社のインスタントメッセージング(IM)サービスを使う人をターゲットとする、新たな有料オンライン会議サービス「AIM Business Services」の立ち上げを発表した(関連記事参照)。

 AIM Business Servicesは、電話会議とWeb会議の二つのサービスからなる。Lightbridgeと提携して開発された電話会議サービスの「AIM Voice Conferencing by Lightbridge」と、WebEX Communicationsの協力を得ているWeb会議サービス「AIM Web Meetings by WebEX」だ。

 電話会議サービスのAIM Voice Conferencingでは、必要な時に、適切な相手を集め、簡単に電話会議を開催できるという。オートコネクト機能とモバイルIMのサポートにより、米国内出張中のビジネスマンなども会議に参加できる。AOLでは、ダイヤルイン番号もパスコードも要らない、予約なしのオンデマンドな電話会議の開催が可能になるため、会議は、出席率が高まり、予定時刻どおりに開催できるようになるだろうとしている。料金は会議時間と参加者数に応じる。

 AIM Web Meetingsは、リアルタイムデータ、音声、動画をサポートし、Microsoft OfficeからAdobe Photoshopまで、どんなアプリケーションでも共有できるというWeb会議サービス。WebExのMediaTone Webコミュニケーションサービスを使う。料金はオンライン会議が1分間33セント、コールインテレカンファレンスが同5セント、コールバックテレカンファレンスが同20セント(いずれも参加者1人当たり)。

 AIM Business Servicesは10日に提供が開始された。AIM@work(www.aimatwork.com)のサイトからアクセスできる。ユーザーが最初にログオンした時に「AIM Business Services Communications Tools」がオプションとして提示され、以後は、AIMの友だちリスト機能の一部として表示される。

 Osterman Researchの調査によると、米国では、職場からログオンしているIMユーザーは2400万人で、そのうち58%がAIMユーザーだという。

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