Internet Explorer(IE)5.01/5.5/6の各バージョンに、過去のバージョンでは修正済みの脆弱性が見つかった。危険度は中程度。悪質なサイト経由で、信頼できるサイトに見せかけた任意のコンテンツをフレーム内に表示される恐れがある。
MicrosoftのInternet Explorer(IE)の最近のバージョンに、過去のバージョンでは修正済みの脆弱性が見つかったとして、セキュリティ企業のSecuniaが6月30日、アドバイザリーを公表した。危険度は中程度と評価している。
影響を受けるのはIE 5.01/5.5/6の各バージョン。この脆弱性を悪用すると、悪質なサイト経由で、信頼できるサイトに見せかけた任意のコンテンツをフレーム内に表示させることができてしまうという。
この脆弱性は6年前に発見され、IEのバージョン3と4では修正済みの脆弱性と同様のものだとSecuniaは指摘。Windows XP上で完全にパッチを当てたIE 6で問題が確認され、ほかのバージョンも影響を受ける可能性があるとしている。
Secuniaでは問題の回避策として、信頼できないWebサイトのリンクはたどらないこと、IE以外のブラウザを使うことを挙げている。
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