エンカレッジ・テクノロジ、画面表示などの記録で情報漏洩を抑止するソフトウェア

エンカレッジ・テクノロジは、画面表示やPC内部の動作情報を完全に記録することによって、権限を持ったユーザーによる情報漏洩を抑止する「ESS REC」の販売を開始する。

» 2004年07月07日 17時48分 公開
[ITmedia]

 エンカレッジ・テクノロジは7月30日より、PCの画面表示やキーボード操作、PC内部の動作情報を完全に記録することによって、権限を持ったユーザーによる不正アクセス/情報漏洩の抑止効果を狙うソフトウェア製品「ESS REC」の販売を開始する。

 ESS RECは、クライアントにインストールされるエージェントとサーバ、管理コンソールから構成されている。管理者が定義した操作パターンに基づき、一定のキーボード入力やリムーバブルディスク/USBデバイスの追加といった動きを検出すると、その時点から過去にさかのぼり、画面の録画およびPC内部の動作情報の記録を行う。場合によっては、操作を強制的に遮断させるロックアウトも可能だ。

 エージェントからサーバに送られる記録データは暗号化されるほか、保存の際にも暗号化/電子署名が加えられ、証拠としての能力を高めている。また、PC時刻の改ざんに備え、NTPサーバから正しい時刻を取得し、打刻することができる。同社がもともと提供してきた統合運用/監視システム「ESS」と連携することも可能だ。

 一連の機能により、疑いのある操作の一部始終を記録し、管理者に知らせることができるため、不正な操作を試みるユーザーに心理的な抑止力を与えることができるという。

 ESS RECエージェントはWindows 2000/XP、Server 2003に対応しており、価格は1ライセンス当たり3万6500円から。管理コンソールの「ESS REC Administrator」とサーバの「ESS Manager for REC」はそれぞれ96万6000円。

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