Apacheのmod_sslに脆弱性、リモートから任意のコード実行も

ApacheでSSL/TLS通信を行うためのモジュール、mod_sslに、任意のコードの実行も可能なセキュリティホールが報告されている。

» 2004年07月20日 14時24分 公開
[ITmedia]

 オープンソースのWebサーバソフトウェア「Apache」でSSL/TLS通信を行うためのモジュールであるmod_sslに、危険性の高いセキュリティホールが報告されている。

 US-CERTやSecuniaの情報によると、問題が存在するのはmod_sslのバージョン2.8.18以前。ssl_log()ファンクションに脆弱性が存在しており、HTTPSリクエストで細工を施したホスト名をApache+mod_sslに与え、処理させようとするとバッファオーバーフローが生じる。攻撃者に悪用されれば、リモートから任意のコードを実行させられる可能性もあるという。

 問題を解消するには、開発元が公開した最新バージョンである2.8.19(Apache 1.3.31用)にアップグレードする。今のところ、それ以外の回避策は公表されていない。

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