横河レンタ・リースは、企業内クライアントPCのインベントリ情報やユーザーの操作内容を収集、監視する「COE Inspector」を発売した。
横河レンタ・リースは8月31日より、企業内クライアントPCのインベントリ情報やユーザーの操作内容を収集、管理する「COE Inspector」の販売を開始した。
COE Inspectorは、クライアント/サーバ型のクライアントPC監視システム。いわゆるインベントリ管理ソフトウェアの機能に加え、ユーザーによるソフトウェアの利用やデータのコピーといった操作を記録し、その中から問題のある操作を抽出することができる。これにより、社内クライアントPCの脆弱性を検出し、内部でのワーム蔓延を防ぐだけでなく、ポリシーに違反したり、情報漏洩につながるような不正な操作を記録し、監視できる。
インベントリ管理機能では、ハードディスクの空き容量やCPU使用率といったハードウェア情報と、パッチの適用状況をはじめとするソフトウェア情報を収集し、一定の条件を満たさない端末を抽出できる。また監視機能では、「操作プロセス監視」「データコピー・改ざん監視」「プリンタ出力監視」「Webアクセス監視」という4種類の操作履歴が収集可能だ。これもフィルタを用いることで、特定のユーザーがいつ、どのPCからどういった操作を行ったかを確認できる。
さらに、別売りとなる「ソフトウェア配布モジュール」を追加すれば、管理下にあるPCに対し、ソフトウェアの自動配信/インストールや更新を行うことも可能だ。
COE Inspectorの対応プラットフォームは、サーバモジュールはWindows 2000 Server以降、クライアントモジュールはWindows 2000/XP。価格は個別問い合わせとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.