商品に微小なチップを貼って、コンピュータでその1つひとつを管理、在庫管理の最適化と経営のスピード化を図る。これが、最も主要なRFIDの利用方法と考えられている。だが、技術的な問題がまだまだ山積している以上、今は利用場面ばかりに目を向けてはいけない状況だ。
商品に微小なチップを貼って、コンピュータでその1つひとつを管理、在庫管理の最適化と経営のスピード化を図る。これが、最も主要なRFIDの利用方法と考えられている。だが、技術的な問題がまだまだ山積している以上、今は利用場面ばかりに目を向けてはいけない状況だ。
RFIDをシステムとしてみた場合、商品につける「ICタグ」、店舗などで無数の電子タグを読み取る役割を担う「リーダ/ライタ(R/W)」、そして、R/Wが読み取った情報をネットワーク上のサーバに照会したり、保存、更新するシステムなども併せたものを指す。
さまざまなICタグ
ICタグの形状には、カード型、ボタン、ラベル、スティック、ピンなど、貼り付ける商品の形状や素材に応じてさまざまな種類が開発されている。
ICタグの特徴をまとめると以下の通り。
一方、読み取る側の機器であるR/Wにも、用途に応じて、商品を上にかざして読み取るパネル型(20〜50万円)、デスクトップ型(3〜5万円)、ハンディ型、トンネル型、ゲート型(100〜230万円)などがある。
ハンディ型には、バーコードを読み取る機能があるものとないものがあり、前者は20〜40万円、後者は14万〜16万円となっている。また、トンネル型は、1方向にアンテナをつけた製品が50〜200万円、3方向にアンテナをつけたものが100〜500万円と言われている。
RFIDを利用する際、データが読み取られ、管理されるプロセスは2種類ある。
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