ネット広告売上、順調な成長続く

» 2004年09月21日 09時06分 公開
[ITmedia]

 業界団体Interactive Advertising Bureau (IAB)は9月20日、4〜6月期と今年上半期のインターネット広告に関する統計を発表した。4〜6月期のインターネット広告の売上総額は約23億7000万ドルで、前年同期比42.7%増、前期比6%増となっている。

 報告書はIABの委託でPricewaterhouseCoopers (PwC)のニューメディア部門がまとめた。上半期の売上総額は約46億ドルで、前年同期から39.7%増えている。

 広告の種類別に見ると、4〜6月期の検索広告の売上は9億4700万ドルで、売上総額に占める割合は40%と、前年同期の29%から大きく伸びた。ディスプレイ広告は4億7400万ドルと売上の額は伸びたが、売上総額に占める割合は前年の23%から20%に減少している。

 「インターネット広告は現時点で間違いなくほかのメディアからシェアを奪っているが、それにはもっともな理由がある。オンライン広告は多くの場合、ブランドと売上という両方の結果に影響を及ぼす最もコスト効率の高いメディアだと、広告主が認識するようになっているからだ」。IABプレジデント兼CEOのグレッグ・ステュアート氏は広報資料でこう解説している。

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