日本HP、データを効率的に運用する新アーキテクチャとそれを利用したストレージ製品を発表

日本HPは、新しいストレージアーキテクチャ「HP StorageWorks Grid」と、それを利用した「HP StorageWorks RISS」を発表した。

» 2004年10月08日 20時52分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月7日、新しいストレージアーキテクチャ「HP StorageWorks Grid」を発表した。また同時に、同アーキテクチャを利用したストレージ製品「HP StorageWorks RISS(Reference Information Storage System)」を提供すると発表した。

 HP StorageWorks Gridは、情報ライフサイクル管理(ILM)を実現するためのアーキテクチャ。「スマートセル」という標準化されたモジュールに属性を付け、企業のポリシーに応じてデータを効率的に格納、活用できる仕組みを提供する。

 スマートセルを利用することで、高速データ検索を可能としながら、少ない管理情報でのデータ管理を実現し、管理情報がストレージシステム自体を圧迫することがなく、ディスクのパフォーマンスを落とさずにデータ容量を拡大できるという。また、属性を変更することでデータ移動が簡単に行えるため、データの重要度に応じて最適なストレージにデータを保存し、より少ないコストと工数でILMを実現可能とした。

 HP StorageWorks RISSは、「リファレンス情報管理(電子メールや画像ファイルなど、変更されないデータの保管と検索)」を実現するための、ハードウェア、ソフトウェア、ミドルウェアを統合したオールインワンソリューション。HP StorageWorks Gridアーキテクチャを利用した製品の第一弾となる。価格は、1Tバイトのベースシステムで2310万円(税込み)から。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ