IDC Japan、コンテンツマネージメントサービスの国内市場規模予測を発表

IDC Japanによれば、2003年の国内コンテンツマネージメントサービス市場規模は121億円だった。同市場は今後も順調に成長し、2008年には222億円規模が予測されている。

» 2004年10月13日 18時28分 公開
[ITmedia]

IDC Japanは10月13日、コンテンツマネージメントサービスに関する国内市場規模予測と市場動向調査の結果を発表した。

 これによると、2003年の国内コンテンツマネージメントサービス市場規模は121億円だった。また今後は、2003〜2008年において年間平均成長率(CAGR)13.0%で成長し、2008年には222億円規模になる見込みだという。

グラフ 国内コンテンツマネージメントサービス市場予測2003年〜2008年

 同社アナリストの松本聡氏は、「国内コンテンツマネージメントサービス市場は、企業のコンプラインス対応や業務の効率化に対する要求の高まりにより、成長が期待される。しかし、国内企業の多くが、コンテンツ管理に関わるコストを定量的に算出しておらず、同サービスを利用する投資対効果が不明確である。また、国内法整備が進むに従い、コンテンツマネージメントソリューションの開発・提供が進み、ソリューション価格の低下が予測され、サービスベンダーの収益性に大きな影響を与える可能性がある」と指摘している。

 さらに同氏は、「コンテンツマネージメントサービスを提供するベンダーは、システム構築などのITサービスではなく、コンサルティングや業務自体を受託するBPOなど付加価値の高いサービスを開発・提供していくことが重要となってくる」と述べている。

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