XP SP2で10月の月例パッチ適用が失敗する可能性

Windows XP SP2のマシンに10月の月例パッチを適用すると、インストールが停止しているように見える状況が発生することがある。

» 2004年10月15日 18時58分 公開
[ITmedia]

 Windows XP Service Pack 2(SP2)を適用済みのマシンに10月の月例パッチを適用すると、インストールが停止しているように見える状況が発生し、場合によっては再起動後システムに異常が生じる場合があるという。

 マイクロソフトは10月14日、この問題に関するサポート情報を公開した。この情報によると、Windows XP SP2を適用したマシンで、10月13日に公開されたセキュリティパッチを自動更新機能を用いて適用しようと試みた場合に、問題が生じる可能性がある。

 本来ならば、自動更新の作業中に「終了オプション」から「コンピュータの電源を切る」を選択すると、パッチのインストールが完了した後に自動的に電源が切れるはずだ。しかしWindows XP SP2の環境では、「○個中1個の更新をインストール中。コンピュータの電源を切らないでください。電源は自動的に切れます」というメッセージが長時間表示されたままになり、電源が切れなかったり、インストールが途中でストップしてしまう場合があるという。

 マイクロソフトでは、こうした症状に陥った場合はいったん手動で電源を切り、再起動後改めてWindows Updateからパッチを適用するよう推奨している。

 また、パッチのインストールが途中で止まってしまった場合、再起動しても「スタート」ボタンなどが表示されないといった不具合が生じるケースがあるという。この場合は、タスクマネージャから「appwiz.cpl」と入力して直接「アプリケーションの追加と削除」を立ち上げ、更新プログラムの中から「Windows XP ホットフィックス - KB834707」をいったん削除したうえで、再び再起動を行い、パッチを当てなおすことになる。詳細は、同社の文書にまとめられている。

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