P_BLOGは、PHP言語を使ったPHPとMySQLベースのサーバサイドBlogツール。
日本人作者による国産ツール。起動時には英語表記のフラッシュ画面となるがあわてる必要はない。日本語を選択すれば表示言語が変更される。
導入にあたっては使用環境のチェックが必要。動作環境に対応した(レンタル)サーバとファイル転送手段(FTPソフト)があればよい。
P_BLOGの動作環境は、次の通りだ。
ここでは、例としてレンタルサーバ「XREA」にP_BLOGをインストールする例を挙げる。上記の動作環境を満たせばほかのレンタルサーバでも同様なインストールが可能だ。
何よりもまず最初に、「P_BLOG Project」から最新版のP_BLOGを入手しよう(ダウンロードページ)。トップページのニュースには、最新版がリリースされた時にはその内容とアーカイブへのリンクも張られているので、そこからダウンロードするのがいいだろう。
なお、安定最新版は、右上のメニューから「DOWNLOAD Latest (Beta)」ページにある。アーカイブはtar.gz形式とzip形式が用意されているが、WindowsやMac OS上で解凍するならばzipの方が手軽だろう。
ここでは、11月8日現在の最新安定版「ver.1.0RC1」を使用している。
次に、P_BLOGをインストールする際に必要なデータベースを作成する(XREAでの例)。MySQLの利用環境だ。また、作成する権限がない場合は、サーバ管理者などにあらかじめ依頼しておく必要がある。
先にダウンロードしておいたP_BLOGファイルを自PC上で解凍しよう。
ファイルをアップロードする前には「include/user_config.inc.php」ファイル内で次の個所を変更する必要がある。
ユーザー名とパスワードの変更を行うにはインストーラでも可能だが、レンタルサーバーでDB名が決められている場合もあるので、「include/user_config.inc.php」をテキストエディタで直接編集するのがいいだろう。なお、P_BLOGのファイルは全て、文字コード:UTF-8、改行コード:LF(Unix形式) で保存されているため、編集にはUTF-8が扱えるテキストエディタを使用すること。
$dbname = 'サーバーの割り当てDB名';
$user = 'MySQLユーザー名';
$password = 'MySQLパスワード';
ファイルの変更を行ったら、アーカイブファイル(例:P_BLOG_v1[1].0RC1.zip)解凍後の「P_BLOG_v1.0RC1」フォルダ内にあるすべてのディレクトリやファイルを、FTPソフトを使ってサーバのドキュメントルートなどにアップロードする。
続いて、「resources」「include/user_include」の各ディレクトリのパーミッションを777へ、「include/user_include/menu.inc.php」「include/user_include/css_rss.inc.php」「include/user_include/base_xhtml.inc.php」「include/user_config.inc.php」ファイルのパーミッションを666に設定する(インターネットアクセスで書き込み可能に設定)。
ファイル転送後は、ブラウザのアドレス欄に「http://[サイトのURL]/SETUP/」と入力すると、P_BLOG SETUPページが表示される(この時、必ず最終的にユーザーがアクセスするURLでアクセスすることがポイントだ。IPアドレスなどでアクセスするとうまくいかない場合がある。それでもうまくいかない場合には、URLの最後に、「/index.php」を追加するとよい)。
なお、ここでブラウザのクッキーとJavaScriptが無効になっている場合は有効にする。
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