Amazon増収増益、送料無料になる会員制サービスも導入

Amazonの第4四半期決算は、売上高が前年同期比31%増の25億4000万ドル、純利益も伸びた。

» 2005年02月03日 09時59分 公開
[ITmedia]

 米Amazon.comが2月2日発表した第4四半期(10〜12月期)決算は、売上高が前年同期から31%増えて25億4000万ドル、純利益は3億4700万ドル(1株当たり82セント)となった。前年同期は純利益7300万ドル、1株利益17セントだった。

 純利益には2億4400万ドルの税金繰り延べ分が含まれており、これを除くと実質ベースの純利益は1億4900万ドル(同35セント)に目減りする。

 通期では売上高が69億2000万ドルと前年比31%増。純利益は5億8800万ドル(1株当たり1.39ドル)となった。前年の純利益は3500万ドル(同8セント)だった。

 10〜12月期は北米の売り上げが前年同期比で22%増、欧州・日本・中国を合わせた国際部門の売り上げは43%の伸びとなり、全体の売り上げに占める国際部門の比率は通期で前年の38%から44%に増えた。

 商品カテゴリ別では電気製品など日用品の売り上げが通期で53%増加、11月の感謝祭の州には米国内で家電の売り上げが、同社史上初めて書籍の売り上げを抜いた。

 Amazonは同日、年間79ドルの料金で配送料が無料になる同社初の会員制プログラム「Amazon Prime」も発表した。会員になると購入した商品の値段に関係なく、何度買い物をしても送料が無料になり、注文から2日で届く。注文の翌日に届くサービスを利用する場合は1個当たり送料3.99ドル。

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