ICカードとの組み合わせでSoftEtherをよりセキュアに

大日本印刷(DNP)と三菱マテリアルは、企業向けの仮想LAN構築ソフト「SoftEther CA 1.1」と、大日本印刷のPKI製品やICカードを組み合わせたセキュリティシステムを販売していく。

» 2005年02月08日 13時37分 公開
[ITmedia]

 大日本印刷(DNP)と三菱マテリアルは2月7日、企業向けの仮想LAN構築ソフト「SoftEther CA 1.1」と、大日本印刷のPKI製品やICカードを組み合わせたセキュリティシステムを3月より販売することを発表した。

 SoftEther CAは、ソフトイーサが開発したVPNソフト「SoftEther」を下敷きに、運用管理機能などを強化した企業向け製品。DNPのデスクトップ向けセキュリティソフト「TranC'ert」を組み合わせることで、SoftEther CAによるリモートアクセス時の認証を強化する。

 TranC'ertではほかに、ICカードを用いた端末へのログイン認証やファイル/フォルダの暗号化、サーバへのアクセス制御なども可能だ。これを拡張し、ICカード内に格納された電子証明書を利用して認証を行い、Windowsドメインへのログオン時のセキュリティを強化することもできるという。

 両社は3月以降、SoftEther CAとTranC'ert、ICカードを組み合わせたセキュリティシステムを順次発売していく。具体的には、SoftEther CAを標準で組み込んだTranC'ertやICカードの販売などが予定されている。

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