NEC、アプライアンスと管理ソフトの組み合わせで「勝手PC」を防止

NECは、管理者の許可を得ずに勝手にネットワークに持ち込まれるPCを検知し、接続を防止するアプライアンス製品「InterSec/NQ30a」と管理ソフトを発売した。

» 2005年04月21日 18時07分 公開
[ITmedia]

 NECは4月21日、管理者の許可を得ずに勝手に企業ネットワークに持ち込まれるPCを検知し、接続を防止するアプライアンス製品「InterSec/NQ30a」の販売を開始した。同時に、InterSec/NQ30aと組み合わせてPCの接続情報収集などを行う管理用のサーバソフト「WebSAM SecureVisor SiteManager」もリリースしている。

 InterSec/NQ30aは、手のひらに乗る小型サイズのアプライアンス。拠点や部門ネットワークごとにこれを導入し、WebSAM SecureVisor SiteManagerと組み合わせて運用することで、ネットワークに接続されている機器の一覧を探索し、IPアドレスやOSに関する情報、ログイン名といった台帳情報を収集できる。もし無許可で企業ネットワークに接続されるPCや機器があれば、これを検出し、接続を防ぐとともに管理者に通知を行う。

 またWebSAM SecureVisor SiteManagerのオプション機能として、各PCでウイルスチェックを行っているか、また定義ファイルは最新バージョンになっているかを把握することも可能だ。

 同社はこの仕組みにより、ウイルスまん延や情報漏えいのきっかけを未然に防げるとしている。InterSec/NQ30aの価格は18万7000円で、最大で約1000台までのPCを監視できる。またWebSAM SecureVisor SiteManagerはWindows 2000/XP、Windows Server 2003に対応しており、価格は29万円から。いずれも5月30日より出荷が開始される。

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