手元を離れた文書に対する管理も実現、三菱電機が機密文書管理システム

三菱電機は4月28日より、企業の機密文書に対する閲覧や編集、コピーといった各種操作を制御し、情報漏えいを防ぐ「DROSY Enterprise Edition」の販売を開始する。

» 2005年04月27日 21時17分 公開
[ITmedia]

 三菱電機は4月28日より、企業の機密文書に対する閲覧や編集、コピーといった各種操作を制御し、ログを記録するシステム「DROSY Enterprise Edition」の販売を開始する。

 DROSY Enterprise Editionは、同社の文書管理システム「DROSY」をベースに開発された機密情報保護システム。端末にインストールする「DROSYプラグイン」と、ユーザー情報やポリシー、鍵情報を格納したデータベースなどを含む「DROSY Enterprise Edition Server」から構成されている。

 このシステムでは、Microsoft Office文書やAdobe PDF文書に対し、閲覧や編集、コピー/貼り付け、保存、印刷といった作業の可否をユーザーごとに設定できる。ICカードを組み合わせ、デジタル複合機での出力操作を制御することも可能だ。一連の操作履歴はログとして保存され、いつ、どのユーザーがどの文書に対しどういった操作を行ったのかを把握できる。

 特徴は、企業システム内での制御だけでなく、メールやフロッピーディスク、外部メディアを通じて個々のPCに収容された文書についても、DRM技術によってコントロールが可能なこと。文書を開くたびにバックエンドで管理サーバに問い合わせが行われ、ルールが適用される仕組みで、業務委託先など手元を離れた文書についても管理が行える。

 DROSY Enterprise Editionの価格は、100ユーザーライセンス込みで462万円から。三菱電機インフォメーションシステムズを通して、製造業や流通/サービス業、研究機関やシンクタンクなど幅広い企業に販売していく。

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