IDCによると、1〜3月期の世界サーバ販売は5.3%増加した。OS別ではWindowsとUNIXがほぼ同額の42億ドル、Linuxは12億ドルを突破した。
調査会社IDCが5月27日発表した調査によると、世界サーバ市場でWindowsサーバとUNIXサーバの販売額がそれぞれ42億ドルとなり、初めて肩を並べた。
1〜3月期の世界サーバ市場における工場販売額は前年同期から5.3%増えて121億ドルとなり、8期連続で伸びを示した。
Windowsサーバは販売額が前年比12.3%増の42億ドルとなり、出荷台数も10.7%増加。工場販売額全体に占めるWindowsサーバの割合は34.4%となっている。UNIXサーバ販売額は2.8%増の42億ドル、出荷台数は5.0%増えた。
Linuxサーバ販売額は35.2%伸びて12億ドルを突破、サーバ販売額全体に占める割合は過去最高の10.3%に達した。出荷台数も31.1%増となっている。
工場販売額に占めるシェアはIBMが28.3%で首位を維持したが、HPが27.6%と僅差に迫り、事実上のタイとなった。3位はDellが10.8%、Sunが9.9%でほぼ同着。Dellが販売額を16.6%伸ばしたのに対し、Sunは2.7%の伸び。両社は3期連続で、シェアの差1ポイント以内でしのぎを削っている。5位は富士通/Fujitsu Siemensでシェア8.1%だった。
出荷台数ベースのシェアはHPが30.4%で引き続きトップ。2位のDellは17.4%の出荷増でシェア24.5%を確保した。
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