Itanium 2でハイパーバイザー対応となったBladeSymphony

独自仮想化機構の実現、PCI Expressサポート、協業パートナー拡大など、BladeSymphonyは基幹利用に相応しい統合オープンプラットフォームとして、さらに各分野へとリーチし出した。

» 2005年06月01日 09時10分 公開
[木田佳克,ITmedia]

 日立製作所は5月31日、同社の日立コンピテンス・センターで会見を行い、統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」の適応範囲拡大を発表した。

 今回の拡大表明はハードウェアとサービス両面に関わるものとなり、同システムが2004年9月に発表されて以来、初の刷新といえるもの。また、ベストプラクティススイートと呼ばれる基幹利用構成のパッケージも用意され、導入のための指針もアピールした。先ごろは、HP-UXのサポートも発表されており(関連記事)、BladeSymphonyは協業パートナー、対応ハードやOS拡大へと守備範囲を広げている。

BladeSymphonyの特色でもあるI/Oモジュールには今回、PCI Expressオプションを追加。2005年9月に出荷する、と北野氏

 Itanium 2での仮想化は、先ごろ開催のIDF 2005会場にてデモ披露されたものであり、従来までは仮想化がソフトウェアによるものが一般的とクローズアップされてきたが、ハイパーバイザー型と称する「日立仮想化機構(仮称)」は、インテルが提唱する「インテル・バーチャライゼーション・テクノロジ」をベースとして日立が独自開発したもの(2005年、第4四半期に提供)。バーチャライゼーションテクノロジーは、プロセッサが持つアーキテクチャー上で実現される仮想化技術のため、オーバーヘッドも少ないもの、と同社は強調している。これに併せ、EM64T対応Xeon MP搭載のブレードサーバモジュールも発表された。

 また、仮想化上では、新たにサポートされたHP-UXを始め、Red Hat Enterprise Linux、Windows Serverを混在可能という。「現在は、マルチOS利用の局所利用需要が多いとは言えないものの、各サーバのリソース配分に課題を持つところは多い」と、情報・通信グループでエンタープライズサーバ事業部長の北野昌宏氏。

 日立は「BladeSymphony統合オープンパートナープログラム」でシナジー効果にも期待しており、OSはもちろん、米国F5 Networksのロードバランサーである「BIG-IPシリーズ」、韓国ニットジェンのトラフィック管理ソフト「enpia Sシリーズ」をBladeSymphonyで統合できるよう制御API開発などの協業も発表された。

 なお、BladeSymphonyは2006年度までに売上高1100億円、販売台数4千台、シェア25%を目指している。

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