第7回目はWebページ上の検索する箇所と、Webページの更新日付に関する検索の秘訣です。(特集:顧客満足度ナンバーワンSEの条件)
Webページはどのような構成になっているでしょうか。いろいろな分け方があるかと思いますが、Googleでは、タイトル、本文、URL、アンカーテキスト、と分類した上で、それぞれの部分を指定して検索することができます。
Webページのタイトルに限定して検索します。タイトルとはtitleタグで囲まれた範囲で、ブラウザのウィンドウ最上部に表示される文字列です。
指定されたすべてのキーワードがタイトルに含まれるページを検索します。
WebページのURL文字列に限定して検索します。
指定されたすべてのキーワードがURL文字列に含まれるページを検索します。
Webページ内に含まれるアンカーテキストに限定して検索します。アンカーテキストとはリンクが設定された文字列です。
指定されたすべてのキーワードがアンカーテキストに含まれるページを検索します。
Webページの本文のテキスト(タイトル、URL、リンク部分 以外)に限定して検索します。
指定されたすべてのキーワードが本文のテキストに含まれるページを検索します。
タイトルに探したい言葉が入っている場合は、「intitle:」コマンドが便利です。友人から教えてもらったあのサイト何だっけ?と、サイト名の一部だけ覚えているような場合は、このコマンドで絞ることによって本文にその言葉が入っているような結果を排除できます。
探したい文字列がURLに入っている場合は、「inurl:」コマンドがよいでしょう。また、新規に作成したWebページがGoogleにインデックスされたかを調べるには、このコマンドに、そのページのURLそのものを続けると一発でわかります。
→ 『site:itmedia.co.jp inurl:enterprise intitle:google 』
コマンドを組み合わせることも可能です。「site:」コマンドはドメインレベルで検索対象を絞るものなので、それ以下の階層のディレクトリを指定するには、「inurl:」コマンドと組み合わせて使います。エンタープライズの記事は、http://www.itmedia.co.jp/enterprise/以下にあるので、このような指定になります。
「all〜」と頭についたコマンドを使った検索は、Googleの検索オプション画面では、検索の対象とする箇所を示す「範囲」の検索オプションに相当します。
また、allがついたコマンドは、他のコマンドと組み合わせることができないので注意してください。
Webページには新旧さまざまなページが登録されています。情報の鮮度から検索結果を選びたいこともあるでしょう。Googleでは、Webページが最後に更新されたのがいつであるかによって、検索結果を絞ることが可能です。
Googleの検索オプション画面にいってみましょう。ページ最終更新日の選択「日付」の検索オプションが、これに相当します。3ヶ月以内、6ヶ月以内、1年以内 と、おおまかな単位での日付指定が可能です。
→ 『"若貴問題"』
検索結果表示画面の検索ボックスの右側に更新時期のプルダウンメニューが現れます。検索結果件数の表示も「○○以内に更新された」と追記されます。
この記事は、メルマガ「3分でわかるネット検索のお作法」の内容を新たに加筆して掲載しています。
江川雅志(知識工房)
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