サクサと日立ソフト、指静脈認証対応のキオスク端末開発で合意

サクサと日立ソフトウェアエンジニアリングは、ICカードリーダ/ライタと指静脈認証システムを組み合わせたキオスク型情報端末を共同で開発する。

» 2005年07月25日 21時54分 公開
[ITmedia]

 サクサと日立ソフトウェアエンジニアリングは7月25日、ICカードリーダ/ライタと指静脈認証システムを組み合わせた情報端末の共同開発に向けて合意を結んだ。

 両社は2005年中に、サクサが提供してきたICカードリーダ/ライタと、日立ソフトの指静脈認証システム「静紋」を組み合わせたキオスク型端末を開発し、商品化する計画だ。ICカードとバイオメトリクスの両技術を組み合わせることで、なりすましや偽造に強い、確実な本人確認を実現するという。

 なお両社は、端末の共同開発に先駆け、日本サスティナブル・コミュニティ・センターが進めている「どこカル.ネット」プロジェクトの一環として、病院向けの情報端末を開発。8月より、静紋による指静脈認証システムを組み込んだ患者再来受付機を設置し、患者自身の本人確認やカードを忘れた場合の受付といった機能についての実証実験を開始する。

 ただし、新たに開発するバイオメトリクス認証対応情報端末は、医療分野だけにとどまらず、流通や学術文教など、幅広い分野での活用を見込んだものにするという。

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