怪しい行動を検出する監視カメラシステム、沖電気から

» 2005年07月26日 17時30分 公開
[ITmedia]

 沖電気は、自社の監視ビデオシステム「VisualCast-SS」に「行動認証機能」を加えたと発表した。8月1日より日本市場向けに販売される。

 この新機能は不審な行動や侵入を検出して警告するというもので、米ActiveEye製の「Active Alert」ソフトをベースにしている。不審な行動、人や車を脅威にさらす行動を自動的に検出することで、コストを削減すると同時に監視効果を高めるという。

 この新機能は、エンドユーザーが事前に選択した行動パターンに基づいて侵入者を検知し、遠隔地の監視センターに警報を出す。従来のシステムとは違って、単に記録映像を配信したり、特定地域のすべての侵入に警報を出したりはせず、監視地域において指定された条件に違反する侵入者を自動的に検出する。違反を検出したら、監視センターに侵入者の行動パターンを伝える通知を作成し、カメラの角度を制御し、警報を出す。

 沖電気はこのシステムの大きな特徴として、ユーザーが柔軟に運用ポリシー(検出条件、侵入者のサイズ、行動)を設定できる点や、完全な履歴を残す点などを挙げている。

 これらの機能を、高品質の配信システムを備えたVisualCast-SSに加えれば、複数の場所にまたがる広大な領域を集中監視できると同社は発表文で述べている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ