Oracle、インドの銀行ソフト会社i-flexの過半数を取得

Oracleはインド最大の銀行向けソフト会社i-flexを買収する。i-flexのソフトはOracleのプラットフォーム用に最適化されており、世界各国の銀行に導入されている。

» 2005年08月03日 08時17分 公開
[ITmedia]

 Oracleは8月2日、インド最大の銀行向けソフト会社i-flexの過半数株を取得すると発表した。合意に基づき、Citigroup Venture Capital Internationalが保有するi-flex株の持ち分41%を取得、さらに20%を残りの株主から公開買い付け方式で買い取る。買収総額は約3億1600万ドルで、年内に買収完了の見通し。

 i-flexの主力製品は「FLEXCUBE」「Reveleus」といった銀行業務や資産管理用ソフト。世界115カ国の575銀行にソフトとサービスを提供している。同社製アプリは1997年以来、Oracleの技術プラットフォーム用に最適化されており、i-flex顧客の90%以上が現在Oracle技術を導入している。

 Oracle社長のチャールズ・フィリップス氏がi-flexの取締役に就任。運営には引き続き現在の経営陣が当たり、製品開発、販売、マーケティング、サービス業務をOracleに対応させる。

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