NTT西日本ら3社、シンクライアントシステムの構築から保守までを提供

NTT西日本とNTTマーケティングアクト、NTTネオメイトの3社は、シンクライアントシステムの構築から保守、運用までをサポートする「シンクライアント・トータルソリューション」を提供する。

» 2005年08月30日 19時28分 公開
[ITmedia]

 NTT西日本とNTTマーケティングアクト、NTTネオメイトの3社は9月1日より、シンクライアントシステムの構築から保守、運用までをサポートする「シンクライアント・トータルソリューション」の提供を開始する。

 クライアント端末にHDDなどを搭載せず、画面表示や入力といった最小限の機能に絞り、重要なデータはすべてサーバ側に保存するシンクライアントシステムは、有力な情報漏えい対策の1つとして注目を集めている。また、サーバ側で集中管理を行うことにより、ソフトウェアのバージョンアップやパッチ適用といった運用管理業務が削減でき、運用コストの削減につながる点もメリットだ。

 現にNTT西日本でも、秋をめどにNTT西日本およびグループ会社が利用する営業系支援システムに、シンクライアントシステムを採用。約200拠点、約2000端末で導入する計画だ。

 3社が提供するソリューションは、このシンクライアントシステムのハードウェアに加え、導入前コンサルティングや構築、保守、運用までをサポートするものだ。

 ソリューションは、HDDなどの記憶装置を持たないクライアント端末とアプリケーションソフト/データファイルを集中管理するサーバから構成される。さらに、NTT西日本/NTTマーケティングアクトグループによるコンサルティング/提案と、NTTネオメイトグループによるシステムの構築、運用/保守を組み合わせて提供していく。サービス提供開始と同時に、シンクライアントシステムの運用/保守に関する窓口を設置し、24時間365日体制でサポートを提供するという。

 シンクライアント・トータルソリューションの価格は、30ユーザー同時接続可能な最小構成システム(サーバ1台、シンクライアント本体50台とソフトウェア30ライセンス)で570万円から。3社は今後も、シンクライアント端末の機種追加や業務委託時を想定した情報セキュリティ対策メニュー、持ち出し端末の盗難/紛失を想定した情報セキュリティ対策メニューといったサービスの追加を予定しているという。

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