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» 2005年08月31日 15時30分 公開

Hack!Hack!Hack! Giga LANDISKをDebian化 (2/4)

[吉村圭太郎,ITmedia]

改造準備〜分解とバックアップ〜

 さて、早速分解……と行きたいところですが、まずはGiga LANDISKのOSを通常の手順に従ってセットアップしてください。ここで、ネットワークの設定やホスト名は入れ替えたシステムが引き継ぐことになるため、ネットワークの設定で固定IPアドレスとしておくのがよいでしょう。設定を行った後は、電源をオフにし、コンセントを抜いてください。

 ここからが分解となります。まず、本体背面にねじが2カ所ありますので、これを外します。

本体反面写真。赤丸はねじの場所

 ねじを外した後、トップ&ボトムカバーを外します。フロント側のつなぎ目のあたりを軽く押さえて後ろにスライドさせてください。

本体上部&下部写真。トップパネルを後ろにスライドさせる

 次に、サイドパネルを取りはずします。フロントパネルを支点にして後ろを開くようにして取りはずします。サイドパネルを外すと、HDDの固定ねじが確認できますので、これを取りはずします。なお、これをすべて一度に外すとHDDが落下するため注意が必要です。HDDを取り外したところで分解は完了です。

HDDを固定しているねじは4個所

  HDDが取り外せたところで、このHDDに組み込まれているファームウェアをバックアップしておきましょう。ファームウェアのバックアップは、Linuxの入ったPCに今取り外したばかりのHDDを接続して作業します。なお、以下ではUSBの変換アダプタを用いて接続した場合(/dev/sda)の記述になりますが、こちらは接続した環境によって適時読み替えてください。

 まずパーティションテーブルをsfdiskコマンドでバックアップします。


# sfdisk -d /dev/sda > sda.sfdisk

 バックアップされた内容を確認します。最後のパーティションのサイズだけはモデルによって違いますが、そのほかは同じはずです。


# cat sda.sfdisk
# partition table of /dev/sda
unit: sectors
/dev/sda1 : start=       63, size=   417627, Id=83
/dev/sda2 : start=   417690, size=   819315, Id=83
/dev/sda3 : start=  1237005, size=  1060290, Id=82
/dev/sda4 : start=  2297295, size=487926180, Id= 5
/dev/sda5 : start=  2297358, size=   417627, Id=83
/dev/sda6 : start=  2715048, size=487508427, Id=83

 このうち、1(/dev/sda1)、2(/dev/sda2)、5(/dev/sda5)番パーティションをddコマンドで丸ごとコピーします。


# dd bs=`expr 512 \* 63` if=/dev/sda1 of=sda1.dd
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=/dev/sda2 of=sda2.dd
# dd bs=`expr 512 \* 63` if=/dev/sda5 of=sda5.dd

  3番パーティション(/dev/sda3)はswap、4番パーティション(/dev/sda4)は5番および6番パーティションを格納するための領域です。どちらもバックアップする必要がないのでここではバックアップしていません。また、6番パーティション(/dev/sda6)はファイル共有のデータ領域ですが、初期状態で下記ディレクトリしか無いため、こちらもバックアップは行いません。

lost+found/

share/

share/disk/

spool/

spool/samba


 なお、何らかの理由でバックアップから復元する必要が生じた場合は以下の手順で復元してください。

 まず取得しておいたパーティションテーブルをリストアします。


# sfdisk /dev/sda < sda.sfdisk

 1、2、5番パーティションをddコマンドで丸ごと復元します。


# dd bs=`expr 512 \* 63` of=/dev/sda1 if=sda1.dd
# dd bs=`expr 512 \* 63` of=/dev/sda2 if=sda2.dd
# dd bs=`expr 512 \* 63` of=/dev/sda5 if=sda5.dd

 6番パーティションを下記コマンドでフォーマットします。


# mke2fs -j /dev/sda6

 フォーマット後、下記コマンドでHDDの6番パーティションを/media/usbdisk3/にマウントします。


# mount /dev/sda6 /media/usbdisk3/

 下記コマンドで、データパーティションのディレクトリを作成します。


# cd /media/usbdisk3/ ;mkdir -p share/disk/ spool/samba

 下記コマンドで HDDの6番パーティションをアンマウントします。


# umount /media/usbdisk3/

 以上でHDDの内容は作業前にほぼ戻りました。念のため、Giga LANDISKのWeb管理画面から設定の初期化を行ってください。

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