CTC、WebグループウェアとCisco IP Phoneを連携させたパッケージを発売

CTCは、ネオジャパンのグループウェア「desknet’s」とシスコシステムズのIP電話システム「Cisco CallManager」を統合させたパッケージ製品の販売を開始した。

» 2005年09月01日 21時46分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)とネオジャパンは9月1日、ネオジャパンが提供するWebベースのグループウェア「desknet’s」とシスコシステムズのIP電話システム「Cisco CallManager」を統合させたパッケージ製品「desknet’s de IP Phone」の販売を開始した。

 このパッケージは、両社が共同で開発した、desknet’sとCisco CallManagerを連携させるためのモジュールを活用した製品。それぞれが単体で提供する機能に加え、desknet’sとCisco CallManagerのシングルサインオンをはじめとする連携機能を通じて利便性の高いオフィスを実現するという。

 その例が、desknet’sのアドレス帳やユーザー名簿から連絡したい相手を検索し、クリックするだけで、手元のCisco IP Phoneから電話をかけることができる「クリックダイアル機能」だ。また、ユーザー名簿から相手のスケジュール/プレゼンスを確認し、電話や伝言、メールなど複数の手段の中から最適な方法を選択して連絡を取ることができる。desknet’sに伝言が残された場合、そのことをCisco IP Phoneの画面で確認することも可能だ。

 desknet’s de IP Phoneは、CTC自身のdesknet's導入経験を踏まえて開発されており、従業員数500名以上の企業を対象としている。連携モジュールの価格は500〜1000ユーザーを対象とした場合で210万円。CTCでは、desknet’s のライセンス料金やIP電話をはじめとする周辺機器、サービスを含めて、3年間で36億円の売り上げを目指す。

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