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» 2005年09月15日 22時46分 公開

IPAが調査、ITSSレベル5以上の人材を育成するには

情報処理推進機構(IPA)ITスキル標準センターは「ITプロフェッショナル育成に関する調査」の結果を発表し、ITプロフェッショナル育成の現状を説明した。

[長谷川玲奈,@IT]

 情報処理推進機構(IPA)のITスキル標準センターは9月15日、「ITプロフェッショナル育成に関する調査」の結果を発表し、ITプロフェッショナルの育成に関しての課題と回答の一部を示した。この調査結果を基に現在の研修ロードマップを改訂し、バージョン2.0にアップデートする予定。

鈴木氏 IPA ITスキル標準センター 次長 鈴木俊男氏

 調査は今年5〜7月、ITスキル標準(ITSS)プロフェッショナルコミュニティのメンバー24人、およびメンバーが属する企業21社の人材育成担当者に聞き取りを行い、データを集計・分析した。プロフェッショナルコミュニティは、ITSSで定めるITアーキテクトやプロジェクトマネジメントなどの6職種について設置されている。

 ITプロフェッショナルのキャリアアップ方法に関する調査では、エントリ(ITSSレベル1〜2)・ミドル(レベル3〜4)レベルが最も重視するのは技術・方法論であり、ハイレベル(ITSSレベル5〜7)が重視するのはヒューマンスキルであるとの結果が出ている。

 プロジェクトマネージャのキャリアモデルに関する調査では、キャリアアップが早い、つまりプロジェクトマネージャとしてのキャリア開始からハイレベルに到達するまでの年数が短いプロフェッショナルは、実務から学ぶほかに研修、独学、メンタリングなどでバランス良く学んでおり、逆に年数が長いプロフェッショナルは実務を重視しすぎているという結果が出た。

 また、企業の規模を問わず、プロフェッショナルの育成には現場のプロフェッショナルが関与しているということも分かった。

 ITスキル標準センター次長、鈴木俊男氏は、「ミドルレベル以上のプロフェッショナルの育成には、プロフェッショナルが積極的に関与し、(研修を)企画・開発し、場合によっては実施する必要がある。それがプロフェッショナルとしての要件の1つ」と、人材育成への関与の重要性を強調した。

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