e-文書法対応の電子署名やタイムスタンプ機能を、RSAセキュリティがツールキット

RSAセキュリティは、e-文書法に対応した形で電子署名やタイムスタンプを付与するための開発者向けツールキット「RSA BSAFE e-文書法対応ライブラリ」を発表した。

» 2005年10月04日 20時53分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティは10月4日、電子文書に電子署名とタイムスタンプを付与するための開発者向けツールキット「RSA BSAFE e-文書法対応ライブラリ」を発表した。

 2005年4月より施行となったe-文書法により、これまで紙の形で保存する必要のあった財務・税務関係書類をはじめとするさまざまな文書について、電子的な保存も可能となった。ただしその際には、「見読性」「完全性」や「信頼性」など、文書の性格ごとにいくつかの要件を満たすことが求められる。

 RSA BSAFE e-文書法対応ライブラリは、このうち文書の完全性(原本性)を証明する手段である電子署名やタイムスタンプといった機能を実装するための、C言語用のライブラリだ。RFC 3161およびRFC 3126といった標準に準拠した形でタイムスタンプの取得、電子署名やタイムスタンプの付与といった機能を実装できる。PC向けアプリケーションだけでなく、デジタル複合機やスキャナといった組み込み機器用のソフトウェアにも利用可能だ。

 なおタイムスタンプサービスとしては、アマノの「アマノタイムスタンプサービス3161」とPFUの「PFUタイムスタンプ サービス」の両方に対応している。

 RSA BSAFE e-文書法対応ライブラリの価格は利用形態により異なるが、社内システムを対象としたデベロッパーライセンスの場合、スターターキットが350万円から。同日より販売を開始している。

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