ウイルスもスパムも防御、シマンテックがメール向けセキュリティアプライアンス

シマンテックは、電子メールのセキュリティに特化したアプライアンス「Symantec Mail Security 8200シリーズ」を発表した。

» 2005年10月06日 21時03分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは10月6日、電子メールに特化したセキュリティアプライアンス「Symantec Mail Security 8200シリーズ」を発表した。

 Symantec Mail Security 8200シリーズは、中〜大規模企業をターゲットとしたアプライアンス型の製品。企業のゲートウェイ部分に設置され、メール経由で侵入を試みるウイルスやワーム、スパムメールをブロックするとともに、コンテンツフィルタリングによって不適切なメール、個人情報を含んだメールが社外に送信されるケースを防ぐ。

 特徴は、メールをフィルタリングする前の段階である程度絞込みを行う「メールファイアウォール」機能を搭載していること。SMTP接続の解析やリストを元に、内蔵されたMTAと連携して通信を制御することにより、受け取る前に不要なメールを廃棄し、サーバリソースや帯域の有効活用につなげる。また、大量メール送信型のワームによるメールを自動的に除去する「大量メール送信クリーンアップ機能」も備えている。

 アンチスパムの面では、Brightmailの技術を中心に20種類以上の技術を組み合わせ、フィルタリングを行う。またSender Policy Framework(SPF)に対応しており、メールの送信者アドレスの完全性をチェックすることも可能だ。エンドユーザー自身が隔離されたスパムメールを確認したり、個別にホワイトリスト/ブラックリストを作成することで、管理者の負担を減らす工夫も施されている。

 さらに、TLSを使った暗号化接続にも対応しているという。

 Symantec Mail Security 8200シリーズには、100〜1000ユーザー規模の企業を対象とした「Symantec Mail Security 8240」と、1000ユーザー以上の大企業向けの「Symantec Mail Security 8260」の2種類があり、11月より販売が開始される予定だ。

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