IntelがデュアルコアXeon発表、まず2.8GHz版出荷

Xeonとしては初めてのデュアルコア版プロセッサがIntelから発表された。各社から搭載サーバが製品化される予定だ。

» 2005年10月11日 07時04分 公開
[ITmedia]

 米Intelは10月10日、初のデュアルコアXeonプロセッサを発表した。Dell、富士通、HP、IBM、Lenovo、NEC、Samsungなどのメーカー各社から向こう数カ月以内に搭載サーバとワークステーションが登場予定。

 デュアルコアXeonにはハイパースレッディング技術、仮想化、セキュリティ、管理技術が組み込まれ、現在のデュアルプロセッサ搭載64ビットサーバに比べて最大で50%の性能強化が見込めるとIntelは説明している。

 2.8GHzのデュアルコアXeonは、各コアが800MHzのシステムバスと2Mバイトの2次キャッシュを備え、チップセットはE7520を利用。Webサーバ、インフラ、電子メールサーバなどの用途向けで、1000個ロット時の価格は1043ドル。

 2カ月以内に出荷予定のデュアルコアXeon 7000は動作速度最大3.0GHzで、独立した2つのシステムバス、DDR2メモリ、PCI Express、メモリRAID、I/O技術を搭載。初期段階のテストの結果、従来世代に比べて60%の性能強化をうたっている。データベース、金融サービス、サプライチェーン管理といったエンタープライズアプリケーション向けとなる。

 Intelでは今後の予定として、デュアルコアのItaniumを年内に出荷し、来年上半期には量産型のデュアルコアXeonプロセッサプラットフォームと省電力版のXeonプロセッサを投入予定。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ