設計から運用支援まで――CTCと日本オラクルがデータベース統合サービス

CTCと日本オラクルは、さまざまなプラットフォーム上で運用されているデータベースシステムの統合を支援するサービス「DB Pool」の提供を開始する。

» 2005年10月13日 19時03分 公開
[ITmedia]

 伊藤忠テクノサイエンス(CTC)と日本オラクルは10月14日より、さまざまなプラットフォーム上で運用されているデータベースシステムの統合を支援するサービス「DB Pool」の提供を開始する。

 企業システムやデータセンターでは、UNIXやWindows、Linuxなど、異なるOSやプラットフォームが混在するヘテロジニアスな環境で複数のデータベースシステムが構築されていることが多い。DB Poolでは、日本オラクルの「Oracle Database 10g」とクラスタ技術「Oracle Real Application Clusters 10g」を採用し、仮想化技術を活用することによって複数ノードのデータベース統合を実現するという。

 DB Poolでは、システム設計や運用設計、アプリケーション適用設計といった企画、設計段階から、サイジング、チューニングも含んだ実際のアプリケーション移行作業をサービスとして提供。また、日本オラクルの運用管理サービス「Oracle On Demand」をベースとしたシステム運用支援サービスも提供される。

 CTCと日本オラクルは、データベース統合に向けた設計から移行、運用支援にいたるまでのサービスをワンストップで提供することにより、短期間かつ低価格でのデータベース統合を実現できるとしている。すでに、大手製造業でDBPoolを用いたデータベース統合の実例があるといい、2005年度内に15社への導入を目指すという。

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