エイ・エヌ・テイとマイクロソフトは、Microsoft SQL Serverのパフォーマンス改善コンサルティングサービスを共同で提供する。
エイ・エヌ・テイ(ANT)とマイクロソフトは10月14日、Microsoft SQL Serverのパフォーマンス改善のためのコンサルティングを行う「SQL Serverパフォーマンス チューニング サービス」を共同で開発し、提供を開始した。
SQL Serverパフォーマンス チューニング サービスでは、既存のSQL Serverの稼動状況を把握し、問題点を特定した上で最適なチューニング方法を提案する。現状のシステムになるべく手を加えることなくパフォーマンスチューニングを行える点が特徴だ。すでに、20台以上のSQL Serverを稼動させている日本ユニコムが同サービスを利用し、同時接続ユーザー数で約300%の向上を実現したという。
同サービスではヒアリングのほか、クエスト・ソフトウェアの「Quest Spotlight on SQL Server」、シマンテックの「VERITAS Indepth for SQL Server, now from Symantec」といったツールを用いて現状を調査する。その結果に基づき、プラットフォームやアプリケーション、データベース論理構造など、さまざまな側面から最適化や構造の見直しなどを提案する。
さらに、64ビットシステムや年内にリリース予定のSQL Server 2005への移行支援、データベース統合や暗号化によるセキュリティ強化なども、ニーズに応じてオプションとして提供する。
SQL Serverパフォーマンス チューニング サービスの価格は250万円。成果物として作業報告書を提出するまでの期間は約6週間という。両社は今後1年間で20件、1億円の売り上げを目指す。
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