SQL Server内のデータを保護、エイ・エヌ・テイが暗号化ソフト発売

エイ・エヌ・テイは、Microsoft SQL Server 2000のデータを暗号化し、情報漏洩などのリスクから保護する「暗号化for SQL Server」の販売を開始した。

» 2004年06月25日 15時59分 公開
[ITmedia]

 エイ・エヌ・テイは6月25日、Microsoft SQL Server 2000に格納されたデータを暗号化し、情報漏洩などのリスクから保護する「暗号化for SQL Server」の販売を開始した。

 ウイルス対策やさまざまな外部からの不正アクセス対策に比べ、内部での情報漏洩対策に対する注目度は低い。特に、個人情報や機密情報が格納されるデータベースそのものの保護については、これまでほとんど意識されることがなかった。

 暗号化for SQL Serverはこの部分をカバーするセキュリティ製品。SQL Server 2000のアドオンとして動作し、データベース内部の情報を暗号化することで、アクセス権限管理だけでは防ぎきれない情報漏洩に備える。

 特徴としては、SQL Serverの標準機能を利用するため、既存データベースに大きな変更を加える必要がないこと、カラム単位など柔軟な暗号化が可能なことなどが挙げられる。また、暗号化の際のオーバヘッドが低く、1行あたりの処理時間は0.1ミリ秒程度にとどまるという(12万件のベンチマークテスト時)。

 製品には「スタンダード版」と、シーフォーテクノロジーの暗号化技術を採用し、より強固な暗号化を実現する「C4 版」がある。価格はそれぞれ100万円、138万円。

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