ニーズに応じて五択で「選べる」検疫ネットワーク、アクシオ

アクシオは、求めるセキュリティレベルや環境に応じて5種類のシステムの中から選択できる検疫ネットワーク製品「検疫net123」の提供を開始した。

» 2005年10月26日 20時24分 公開
[ITmedia]

 アクシオは10月26日、5種類のシステムの中から求めるセキュリティレベルや環境に応じて選択できる検疫ネットワーク「検疫net123」を発表し、販売を開始した。

 企業ネットワークに接続されるPCを検査し、セキュリティポリシーを満たさない端末を排除する検疫ネットワークシステムは、ウイルス/ワーム対策やコンプライアンス支援の手段として注目を集めている。しかし、ネットワーク構成の変更やエージェントの導入などが必要とされるケースが多いことから、導入はそれほど進んでこなかった。

 アクシオではこうした背景を踏まえ、企業が求めるセキュリティレベルや環境を基に選択可能な検疫ネットワーク製品として、検疫net123を提供する。いずれも、アルカテルの認証VLANスイッチ「OmniSwitch」とハンモックの検疫ソフトウェア「Asset View SECURE PRO」、ヌリテレコムの資産管理ソフト「NAS Center Net-ADM」を必要に応じて組み合わせて実現されている。

 ネットワークに接続した時点でPCをチェックする「事前検疫」型には、持ち込みPCの排除に主眼を置いた「検疫net-1」、特定ソフトの有無を基に規定のVLANに接続させる「検疫net-2」、セキュリティパッチの適用や定義ファイルのアップデートまでを行い、強制的なアップグレードまで行う「検疫net-3」の3タイプがある。価格は構成によって変動するが、クライアント300台の場合でそれぞれ540万円から、256万円から、359万円から。

 また、イントラネット接続後にパケットやユーザー操作を監視する「事後検疫」型としては、パケット監視によってワームなどに感染したPCを特定し排除する「検疫net-4」、端末上のアプリケーションの起動やファイルアクセスを監視し、ポリシー違反時に排除する「検疫net-5」が用意されている。価格はそれぞれ600万円から、540万円から。

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