MBSD、Webポータルでアラートレベルをカスタマイズできる不正アクセス監視サービス

MBSDは、Webポータル上でアラートレベルや数量をカスタマイズできる簡易版不正アクセス監視サービス「不正アクセス監視サービス ライト」の販売を開始した。

» 2005年10月27日 21時48分 公開
[ITmedia]

 三井物産セキュアディレクション(MBSD)は10月27日より、顧客のネットワークに対する不正アクセスを監視する「不正アクセス監視サービス ライト」の販売を開始した。

 MBSDはこれまでも、顧客に代わって企業ネットワークへの攻撃を監視し、インシデント発生時には対処法とともに通知を行う「不正アクセス監視サービス」を提供してきた。IDS/IPS(不正侵入検知/防御システム)が発する大量のアラートの中から重要なものを抜き出し、誤検出を排除して重要な事柄のみを把握できる。

 不正アクセス監視サービス ライトはその簡易版に当たる。監視には、オープンソースのIDS「Snort」をベースとした米Sourcefireの「Intrusion Sensor」を用いる。

 特徴は、自らシグネチャをチューニングせずとも、顧客向けに提供されるWebポータル上で自社に適したセキュリティレベルを設定することにより、確認対象アラートのレベルや数量をカスタマイズできること。これにより、管理の手間を省ける点がメリットだ。

 また、往々にして難解になりがちなアラートの内容については、やはりWebポータルから日本語で記された詳細を参照できるようにし、インシデントの内容を把握できるよう支援する。

 不正アクセス監視サービス ライトの価格はIntrusion Sensorの台数によって変動するが、1台の場合、初期導入費用が110万円、監視サービスの月額料金は6万円。簡易版ではない不正アクセス監視サービスへのアップグレードも可能だ。

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