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» 2005年10月28日 22時38分 公開

「Intelはチップだけじゃない」――ソフトウェア事業担当者が語る役割

米Intelの副社長でソフトウェア&ソリューション事業部長を務めるリチャード・ワート氏が、同社のソフトウェアに対する取り組みについて語った。

[ITmedia]

 米Intelの副社長でソフトウェア&ソリューション事業部長を務めるリチャード・ワート氏が来日し、同社のソフトウェアに対する取り組みについて語った。

 「Intelが提供するのはチップだけではない。将来の成功に向けてソフトウェアはますます重要な役割を果たす」とワート氏。事実同社では、チップ開発と同じくらいの人員がソフトウェア開発に従事しているという。

 Intel内部でチップ本体の開発に必要となるソフトウェアを提供するだけではない。コンパイラやライブラリ、スレッディング/クラスタツール、さらにはこれらソフトウェアを使いこなすためのサービスやトレーニングにいたるまで、包括的なプラットフォームを提供し、ISVを支援していくことが重要な役割だという。

 「マルチコアやスレッディング、仮想化技術といったテクノロジも、ソフトウェアがなければ意味をなさない」とワート氏は述べ、対応アプリケーションを広げ、エコシステムを展開していくためにソフトウェアベンダーを手助けしていくと述べた。

 10月11日に発表したデュアルコアXeonに代表されるとおり、Intelはプロセッサのデュアルコア/マルチコア化を当初の予定以上のスピードで進めている。しかし、マルチコアプロセッサがその能力を十分に発揮するには「アプリケーションソフトウェアがスレッディングに対応していなければならない」(ワート氏)。Intelでは、スレッド化のためのツール群を提供することで、ISVのエンジニアリングを手助けしていくという。

 合わせて、トレーニングにも多くを投資しているということだ。「現在、アプリケーションをスレッディングするためのプログラミングを教えてくれる大学はほとんどない。そこでIntelではカリキュラムの作成やトレーニングを展開している」(同氏)。

 ワート氏は、エンタープライズ市場におけるもう1つの重要なトレンドとしてSOAを挙げた。

 アプリケーションプログラムが巨大化し、複雑化するにつれ、管理はますます困難になっている。プログラムの機能をロジカルに切り出し、連携させるSOAは、こうした状況を解決するための手段として注目されているが「IntelにとってもSOAは重要だ」とワート氏。

 SOAを十分に活用するには、CPUの仮想化に加え、プロビジョニングやジョブのスケジューリング、管理やデータ転送、さらにはセキュリティといったさまざまな機能を備えたインフラが求められる。そうしたインフラを実現し、ソフトウェアがよりよく動作するようなプラットフォームを提供していくことが同社の役割だとした。

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