ニュース
» 2005年11月16日 18時39分 公開

新たなセキュリティ製品が続々登場CSI Conference Report(1/2 ページ)

ワシントンでComputer Security Instituteカンファレンスが始まり、展示フロアではさまざまな最新セキュリティ製品がデモされている。その一端を紹介する。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 ワシントン発--11月14日からComputer Security Institute(CSI)のカンファレンスが始まり、ネットワーク管理や詐欺対策サービス、ネットワークで利用するセキュリティデバイスまで、さまざまなセキュリティ問題に対応する新製品および機能強化製品が一堂に集められている。

 主催者の発表によれば、32年目を迎えた同カンファレンスの今年の参加者は3000名に達したという。基調講演やパネルディスカッションでは、増大する情報セキュリティ管理責任者(Chief Information Security Officer:CISO)の責任やセキュリティ関連規制の最新例、神経科学が未来のコンピューティングに及ぼす影響といったテーマが取り上げられている。基調講演にはNew York Timesのコラムニスト、ウィリアム・サファイア氏も登場し、ワシントンに関するスピーチを行った。

 カンファレンスの展示会場では、各ベンダーが自社の最新セキュリティ製品をデモンストレーションしている。その一端をここで紹介しよう。

Cloakware

 アプリケーション間の認証に利用する「Cloakware Server Password Manager(CSPM)」ソフトウェアをアップグレードした。Cloakwareのシニアプロダクトマネジャー、ロバート・グレープス氏の説明では、アプリケーションに「ハードコードされた」IDおよびパスワードはサーバ上のデータにアクセスしないと利用できないが、CSPMを導入すると、この方式に頼らなくてもよくなるという。企業の開発者は、実行時に中央認証ストアからアクセス認証を得るアプリケーションに、ルーチンを組み込むことができるというのだ。グレープス氏は、企業の監査役は近年、新しい規制に準拠するために、ハードコードされたパスワードの利用を中止するよう企業を説得していると話した。

 同製品のバージョン2.0には、定期的かつ自動的にアプリケーションのパスワードを変更するパスワード同期機能が搭載され、安全性が強化されている。グレープス氏によれば、パスワード変更までの平均的な期間は90日間だという。また、管理者用コントロール機能や、サーバの信頼性を確保する暗号/復号鍵の管理機能なども刷新されている。アップグレード費用は、IDおよびパスワード1組当たり1000ドルとなっている。

 Cloakwareはまた、中小企業向けに同ソフトウェアのアプライアンス版も発表しており、これを「CSPM Express」と称している。200基以下のサーバを所有する企業が対象で、価格は10万ドル。

StillSecure

 ネットワークアクセスソフトウェア「Safe Access」がアップグレードされている。この製品を利用すると、規格に準拠したデバイスだけが企業ネットワークにアクセスできるようになる。バージョン4.0へ上がった同製品の価格は1IPアドレス当たり50ドルで、802.1x仕様のハードウェアレベルポリシーを実施し、規格に準拠していないと見なされたデバイスを隔離する。規格非準拠デバイスは、そのセキュリティレベルに従って、ゲストや各部門、個人などに属する複数の仮想LANの一つに転送接続される。隔離後は、多数のパッチマネージャと連係するSafe Accessの「Enterprise Integration Framework」が、デバイスの自動修復を行う。あるいは、デバイスユーザーを自己修復用リソースへ振り分けることも可能だ。

Ipswitch

 ネットワーク関連ソフトウェアメーカーであるIpswitchは、小規模企業向けの「WhatsUp Professional 2006 Premium Edition」を発表した。同ソフトウェアには、ネットワークに接続されたデバイスを監視する仕様であるSNMPのバージョン1/2/3に準拠した、新たなアプリケーション管理機能が搭載さている。同時に、標準ベースのレポーティング機能も拡充されていると同社は述べている。

 WhatsUp Professional 2006のアプリケーション管理機能は、Microsoftの「Exchange」および「SQL Server」ベースプログラムと互換性がある。また、強化されたレポーティング機能では、ネットワークベースのあらゆるアプリケーションやデバイスに関するHTML方式のレポートが作成でき、統計的測定やパフォーマンス測定も可能になるという。ほかにも、ウェブコンテンツのモニタリングやルータ帯域監視、トレンド分析、付加的な定義済みレポート、ウェブアラート、ポケベル通知、データベースツールなどに改良が施されている。

 同製品の価格はネットワークデバイスの管理数によって決まるが、2496ドルから4995ドルまでと設定されている。

       1|2 次のページへ

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ