日本ジオトラストら3社、ISP事業者向けに電子署名メールシステムを提供

日本ジオトラストとHDE、NECの3社は、電子メールにS/MIME準拠の電子署名を付与するシステム「Postmarkエンジン」を共同で開発した。

» 2005年11月16日 21時28分 公開
[ITmedia]

 日本ジオトラストとホライズン・デジタル・エンタープライズ(HDE)、NECの3社は11月16日、電子メールにS/MIME準拠の電子署名を付与するシステム「Postmarkエンジン」を共同で開発したことを発表した。

 フィッシングメールへの根本的な対策や各種法令に対応した電子メールの保存といった理由から、メールへの電子署名の必要性が浮上してきている。Postmarkエンジンは、ISPやホスティング事業者が、自社のサービスの中に電子署名の仕組みを容易に組み込めるように開発されたシステムだ。

 Postmarkエンジンは、HDEの電子署名付加ソフトウェア「HDE Signed Mail Gateway」と日本ジオトラストのASP型認証局サービス「トゥルークレデンシャル」によって発行される電子証明書、さらにハードウェアプラットフォームとしてNECのブレードサーバ「Express5800/Blade Server」から構成されている。

 3社は11月30日より、ISPやホスティング事業者向けに、PostmarkエンジンのOEM提供を開始する。第一弾として、オーララインが電子署名付きメール配信ASPサービス「Postmarkサービス」を提供することが決定済みだ。

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