次世代Office、UIはどう変わった?(1/6 ページ)

Office 12は、「リボン」と「タブ」を使った新しいユーザーインタフェースを取り入れている。新UIを見たわたしの印象、そしてそのスクリーンショットを紹介しよう。

» 2005年11月21日 16時15分 公開
[David Coursey,eWEEK]
eWEEK

 初めてOffice 12の新しいリボンとタブベースのインタフェース(UI)を見せられたとき、わたしは「へんてこだ」と言い切った。20年前のAmigaやGeoWorksのUI――これらに取って代わったWindowsではなく――を思い出させるUIだった。

 しかし、実際に新しいOffice 12を使ってもいないうちから、わたしは既にこのUIが好きになり始めている。

 どうしてまだβ版を試していないのかというと、あと数時間で記者とテスター向けにβ版がリリースされるため、わたしは文字通り、β版をマシンにダウンロードしながらこのコラムの最終版を書くつもりだからだ(訳注:このコラムが書かれたのはテクニカルβ版のリリース前)。

 実際にβ版を試す機会を持ってから、また新しいコラムを書くつもりだ。このコラムはこれまでに見たデモと、β1について聞いた話を基にしている。

 それから、Office 12の新しいUIの主要素を紹介するスライドショーも用意した。新しいUIでは、一番よく使う機能を見つけやすくなっているだけでなく、それほど使われていない機能のランクも上がっている。

 例えば、わたしはWordのReferences機能を使ったことがなく、Mailing機能もほとんど使ったことがない。だが、Office 12ではこれらの機能はそれぞれタブとリボンを持っており、ずっと前面に出されている。おそらく、これまでよりも利用は増えるだろう。もちろん、わたしがこれらのタブを消してしまえるのなら話は別だが。

 例えば、リボンベースのUIはOffice 12のほとんどのアプリケーションで使われるが、一番UIが改善されたのはPowerPointとAccessのようだ。

 わたしは最初のリリース以来、普通のユーザーがAccessを使いこなすのはあまりに難しいと文句を言ってきた。Microsoftはついにそれを真剣に受け止めて、Access 12が新規ユーザーにそれほどひどく見えない程度にUIを改善したのかもしれない。

 PowerPointはついに、もっと見栄えのいいプレゼンを作って、社内でそれをより効果的に共有する役に立つ機能を手に入れた。

 わたしはまだβ版を試していないが、デモを見て、お粗末なPowerPointテンプレートがもっといいものに差し替えられたという印象を持った。だが、実際にそうなのかどうかはこれから確かめることになる。

グラフィックスはMacに及ばず

       1|2|3|4|5|6 次のページへ

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ

注目のテーマ

あなたにおすすめの記事PR