デルとミラクル・リナックス、Linuxのソリューション提供で協業

デルとミラクルが協業、ミッションクリティカルソリューションやSambaファイルサーバといったLinuxソリューション・ポートフォリオを提供していくという。

» 2005年11月24日 11時18分 公開
[ITmedia]

 デルとミラクル・リナックスは11月24日、デルの「PowerEdge」シリーズと、ミラクル・リナックスの最新LinuxサーバOS「MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Inside」および「MIRACLE LINUX V3.0 - Asianux Inside」、さらにオープンソースソフトウェアを含む各種ソフトウェアを組み合わせたLinuxソリューション・ポートフォリオの提供で協業することを明らかにした。

 MIRACLE LINUX V4.0 - Asianux Insideは、カーネル2.6を採用し、ミッションクリティカルな分野で必須とされる信頼性、可用性、保守性を追求した「Asianux R2.0」を同梱したエンタープライズLinuxサーバOS。

 今回の協業は、2005年8月にデルが開始したプログラム「デルISVアリーナ」に基づくもの。デルISVアリーナは、ISVパートナーのパッケージとデルのサーバ製品を組み合わせたソリューションモデルを共同で開発し、未開拓顧客層へのビジネスを推進するためのISVパートナー支援プログラムだ。

 同プログラムで認定されたISVパートナーには、デルのオンラインや営業スタッフを通じたソリューションモデルを拡販するための「マーケティング/プロモーション支援」や、ハードウェアの検証環境、ハードウェアを評価機特別価格で提供する「機器支援」などが提供されるという。

 デルは今後、ミラクル・リナックスに対し、PowerEdgeサーバでMIRACLE LINUX V4.0の動作検証を行うための検証機を提供するほか、新製品についても順次動作検証を行い、MIRACLE LINUX V4.0ベースの技術情報を開示し、エンドユーザーやシステムインテグレーターによるシステム構築を支援していく。

 さらに今回デルは、ユニアデックスとも協業し、MIRACLE LINUX V4.0とPowerEdgeサーバ、およびPowerVault、Dell|EMCストレージのサポートはもちろん、MIRACLE LINUX V4.0に関するソフトウェアサポートも有償サービス、「Enterprise Support for MIRACLE LINUX」として提供していくことを明らかにしている。

 なお、今回の協業により、デルが提供するソリューション・ポートフォリオは以下のとおり。

  1. ミッションクリティカルソリューション(NEC CLUSTERPROおよびデータベース)
  2. ファイルサーバ(Samba)
  3. インベントリ管理とパッチ適用ソリューション(Net-ADM + Qloc)

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