ボーランド、マルチ言語対応の開発環境「Developer Studio 2006日本語版」を発表

» 2005年11月24日 16時21分 公開
[ITmedia]

 ボーランドは11月24日、新しいマルチ言語対応の統合開発環境(IDE)、「Borland Developer Studio 2006日本語版」をリリースし、同日から販売を開始したと発表した。

 同製品は、これまで提供してきたDelphi、C++ Builder、C# Builderの3種類の製品体系から最新機能を取り出して統合し、Microsoft Windowsアプリケーション開発を支援するマルチ言語対応(Delphi、C++、C、C#)の単一統合開発環境として、新たに商品化したもの。

 開発者は、目的に応じて言語や、Win32あるいは.NETなどのプラットフォームを選択し、効率よくアプリケーション開発を行えるようになる。

 Borland Developer Studio 2006日本語版は具体的に、再利用可能なビジュアルコンポーネントライブラリや高度なモデリング機能、また、Borland Togetherとアプリケーションライフサイクル管理製品の統合により、開発の生産性が向上しているという。

 また、UMLモデリングへの対応やリバースエンジニアリング機能、Borland LiveSourceテクノロジーによる、DelphiおよびC#のソースコードとモデル図のリアルタイム同期なども可能になる。従来のビジュアル開発の生産性を維持しながらUMLモデリングを導入でき、既存システムの保守と新規開発の両方の側面から、ソフトウェアの品質向上を図れるとしている。

 そのほか、リファクタリングとコードの検査、コードの検査/測定機能による品質向上、モデルドリブン開発(MDD)のサポートなども特徴として挙げられている。

 価格は、Borland Developer Studio 2006 Architect日本語版が39万9000円、Borland Developer Studio 2006 Enterprise日本語版が33万6000円、Borland Developer Studio 2006 Professional日本語版が8万4000円となっている。

 出荷開始は12月21日に。

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