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» 2005年11月24日 22時46分 公開

「Windowsに完全にコミットする」と話す日本オラクルの三澤氏

[ITmedia]

 日本オラクルは11月24日、データベース製品を提供する同社が、今後マイクロソフトのWindowsおよび.NET環境について、システム間連携から、Oracle環境への移行サービスも含めた事業展開に力を入れていく方針であることを明らかにした。

 同社執行役員でシステム事業推進本部長を務める三澤智光氏は、矢野経済研究所が2005年8月に発表した「中堅企業向けITビジネス」の調査結果を引用し、2004年度実績で、501億円から1000億円までの中堅企業におけるリレーショナルデータベース(RDB)の売上高シェアで、Oracleが54%と、20%の2位マイクロソフトを引き離して首位であることを強調した。

 同様に、101億から500億円の市場でも同43%(マイクロソフトは32%)で首位、100億円以下の市場でも、35.9%で首位のマイクロソフトに肉薄する35.3%の2位であり、「中堅市場でもOracleはリーダー」とアピールしている。

「Windowsと.NETに完全にコミットする」と話す三澤氏

 こうした中で、三澤氏は、「われわれはWindowsと.NETに完全にコミットする」と話した。具体的には、Oracle Database 10g R2で、Microsoftに先駆けてCLRストアドプロシージャが実装されたこと、Oracle Developer Tools for Visual Studio .NETの提供をはじめとした.NET開発環境のサポート、11月17日に発足したVisual Studioユーザーグループへの協賛などを挙げている。

 また、SOA環境構築においても、BPEL環境をベースに.NET環境と水平連携したり、Oracleの「COREid」によって、.NET上のアプリケーションを含めて複数のアプリケーションのID情報を一元管理したりすることも可能になる。

 さらに、同社は、11月1日には、Oracle Database 10g R2 for Windowsをリリース、Windowsに注力することを具体的に示した。同64ビット版は12月20日、WindowsおよびItanium環境版は2006年1月に発売される予定だ。

 この日、同社が具体的に示したWindows 市場戦略のポイントは、「.NET Integration/Developers support」「SQL Server & Access migration support」「Microsoft Office Integration」の3つ。

 .NET Integration/Developers supportでは、PL/SQLエディタ、Oracle Explorer、Data Window、Oracle Query Windowなどの機能により、「あたかもVisual Studioの標準機能のような操作性で、Oracle Databaseを操作できる」としている。また、ユーザーをサポートするために、Windowsソフトウェア開発者に表計算や印刷、グラフなど数十種類のコンポーネントを提供するグレープシティとも協業している。

 一方で、日本オラクルは、SQL ServerやAccessといったマイクロソフトのデータベース製品から、Oracle Databaseに移行するユーザーをサポートするために、アルファテックソリューションズとマイグレーションパートナー契約を結んでいる。Windows市場戦略の3本柱の1つとして掲げるSQL Server & Access migration supportの一環。

 また、OracleとExcelを連携するといったMicrosoft Officeとの相互運用環境を構築するために、モバイル関連事業を展開するテニックとも協業関係を結んだ。

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