Microsoftのセキュリティ製品の開発とサポートを統括してきたコーポレートバイスプレジデントが突然退社した。1カ月前に大幅な組織変更が発表され、それが原因か?
Microsoftは今週初め(米国時間11月22日)、14年間同社で働き、最後はSecurity Technology Unit(STU)のコーポレートバイスプレジデントを務めていたゴードン・マンジョーネ氏が急に退社したことを認めた。
MicrosoftのスポークスウーマンがZiff Davis Internet Newsに話したところによると、マンジョーネ氏は、同社のセキュリティ分野への積極参入に当たって開発およびサポートの責任を負っていたが、ほかの興味を追求することになったという。
Microsoftは幾つかのエンタープライズおよびコンシューマー向けセキュリティ新製品を出荷しようとしているところであり、彼の退社には少なからず驚かされる。
マンジョーネ氏の退社は、同社セキュリティ部門に直接影響があった同社の大幅な組織変更が発表されたわずか1カ月後だ。
組織変更によって、SBTU(Security Business and Technology Unit)は、EASP(Enterprise Access and Security Products)とSTU(Security Technology Unit)に改組された。
「組織変更、EASPおよびSTUの設置により、これまでゴードンが担当してきた分野は2つに分けられた。これは、セキュリティ製品がWindows Divisionにより近くなり、セキュリティ技術を顧客に届けられるようにするためだ」とスポークスウーマンは説明する。
マンジョーネ氏の後任が決まっているかどうかについてはコメントを避けたが、「セキュリティ製品の出荷についてゴードンは多大な影響をもたらしてきた。われわれは彼の退社を残念に思っている。そして、Microsoft在籍中の貢献に深い敬意を表するとともに、新しい門出の幸運を祈りたい」と彼女は付け加えた。
マンジョーネ氏は、SQL Server担当のコーポレートバイスプレジデントを務めたほか、その前は、Exchange担当のバイスプレジデントだった。
彼はまた、Windows NT向けの最初のサーバ製品の一つであるSNA Serverの開発にも携わった。
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