Microsoft、幹部の異動を発表

先月組織を再編したMicrosoftが、さらに幹部の異動を行った。サーバ&ツール事業上級副社長にボブ・マグリア氏が就任する。(IDG)

» 2005年10月28日 10時11分 公開
[IDG Japan]
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 組織構造の大幅刷新から1カ月あまり、米Microsoftは10月27日、さらなる幹部の入れ替えを発表した。

 同社はサーバ&ツール事業上級副社長にボブ・マグリア氏を任命した。マグリア氏はこのポストをエリック・ラダー氏から引き継ぐ。同社は先月、ラダー氏が11月7日の「Visual Studio 2005」立ち上げ後に、会長兼チーフソフトウェアアーキテクトのビル・ゲイツ氏の直下で新たなポストに就くと発表した。

 マグリア氏は現在、Windows Server部門の上級副社長を務めている。同氏は今後、プラットフォーム・製品・サービス部門共同社長ジム・オールチン氏の直属となる。オールチン氏は先月、2006年末に退任することを明らかにした。

 1988年からMicrosoftに勤めるマグリア氏は、同社の技術的な方向性に責任を持つ「Technical Senior Leadership Team」と、同社の広範な戦略と事業計画に責任を持つ「Business Leadership Team」の両方に属している。

 またMicrosoftはこの日、デベロッパー&プラットフォームエバンジェリズム部門コーポレート副社長サンジャイ・パルタサラティ氏が、プラットフォーム・製品・サービス部門共同社長ケビン・ジョンソン氏の直属になることも明らかにした。同社によると、これは特定製品だけでなく、同社のソフトプラットフォーム全体に開発者を獲得することにより幅広くフォーカスできるようにすることが目的という。

 同社は先月、7つの事業部門を3つに再編し、それぞれの部門に社長を置いた。プラットフォーム・製品・サービス部門は、オールチン氏が退任するまで同氏とジョンソン氏が共同で社長を務める。ビジネス部門はジェフ・レイクス氏、エンターテインメント&デバイス部門はロビー・バック氏が社長を務める。

 新たなプラットフォーム・製品・サービス部門は、旧Windowsクライアント・サーバ・ツール部門とMSN部門で構成される。ビジネス部門は、旧インフォメーションワーカー部門(Microsoft Officeを含む)とビジネスソリューションズ部門(CRM、ERPソフトを含む)で構成される。エンターテインメント&デバイス部門は、IPTV、Xbox、その他コンシューマー向けデジタルライフスタイル製品などのエンターテインメント、デジタルデバイスの開発を監督する。

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